きょうで東日本大震災からちょうど1000日。
全国の死者は1万5883人、行方不明者は2651人(警視庁まとめ)。津波の被害で家屋を失ったり、福島第一原発事故で自宅へ戻れない避難者は全国で27万7609人。まだまだ不自由な生活を強いられている被災者が“こんなにいる”ということを噛みしめたいと思います。
朝日新聞デジタルの「チラシでたどる震災1000日」という企画に「ワンコイン応援メッセージプロジェクト」(2011.5〜2013.4)が取り上げられました。
▽チラシでたどる震災1000日(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/shinsai_fukkou/otsuchiad/index_ie.html
※復旧期の2012年3月にワンコイン応援メッセージが紹介されています。
この企画は震災後、岩手県大槌町に駐在して取材を続ける東野真和記者が、同町で配達される岩手日報に組み込まれた折込チラシを保管し、復興の歩みをチラシで追って見るというもの。東野記者がとっておいたチラシは震災後、最初に入った2011年5月26日に折り込まれた東亜リース椛蜥ニ営業所のチラシから、これまで5551枚。
本紙にもトップニュースとして取り上げられ(見出しは「家不足 復興の重荷 東日本大震災1000日 新聞チラシ分析」)、4面+別刷りで報じています。この企画のリード(解説)には「津波が町を襲い、新聞も、折り込みチラシも届かなくなった。再び配られ始めた1枚1枚に、復興への思い、町が抱えた課題が映し出されていた」とあります。
折込チラシが被災地で暮らす人たちの現状によって移り変わっていく様子を的確にとらえた素晴らしい企画だと感じます。
アナログのチラシが朝日新聞デジタルによって再発信され、電子データとして保管されるというのは“すんごいな”と思います。
3.11大震災から1年 まだこれからです/ワンコイン応援メッセージ第11弾は大槌町エリア