先週16日の河北新報朝刊に掲載された「現代の視座」というコラムが目を引きました。おそらく共同通信からの配信でしょうから、他の地方紙でも掲載になっているのかもしれません。
文芸評論家の斎藤美奈子さんが、ネット普及によって便利になった新聞各紙の読み比べについての手記です。斎藤さんは世論形成をしていると思い込まれている「社説」の比較を市民もしやすくなり、「新聞はどこもかしこも一緒ではない」ということを読者はもっと知る必要があり、購読する新聞選びに役立てる必要性を提起しています。権力のチェック機能として新聞社があるとするならば、その新聞社を監視するのも読者の役割であると説いています。
逆に「社説」(どれだけの人が読んでいるのかなぁ)が重要であるというスタンスの内容にもなっています。
こんな記事はなかなかネットでは探せないけれど、もし購読する新聞を決めるなら洗剤や商品券のオマケじゃなく、こんな読み比べをしてから新聞を選ぶことが大切なのだと感じます。
2008年05月19日
社説の比較から見えてくる新聞社のスタンス
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