きのう、株式会社エヌ・ティ・ティ・アドが「情報・メディア接触の実態調査」をまとめ、「今や ダブルウィンドウは当たり前?テレビは大事な情報源。でも若い女性の9割が『テレビ+インターネット/携帯電話』のながら視聴」という長い見出しのニュースリリースをマスコミ各社に配信しました。
調査は、2007年10月24日〜11月5日に全国7エリアの15〜65歳の男女個人を対象とした郵送方式。通信を中心としたコミュニケーションの実態把握調査「NTTアドデジコム調査」の一環として行われたもので、有効回答者数は6,669人ということです。
調査のまとめでは、
1.日頃の情報接触について
@日頃、接触している情報源を見ると、30代が境目となっている傾向が伺える。ライフスタイルが大きく変わる30代は、情報源にも変化が生じると想定される。
A年代にかかわらず、女性のほうが、情報をより広く、積極的に取り入れている様子が伺える。
BテレビCMは、性・年代を問わず、情報源としての接触率が高い。
C「友人・知人の話」「家族の話」といった口コミも、情報源として活用されている。
2.生活に不可欠なメディアについて
ふだんの生活で利用できるメディアを1つだけ選ぶ場合には、10代および女性20代では「携帯電話/PHS」、男性20代・30代では「パソコン/インターネット」となった。
3.TVのながら視聴について
ダブルウィンドウと言われる「テレビを見ながらインターネットや携帯電話」を操作する“ながら”視聴は、男性よりも女性が、また、年代が下がるほど日常的に行われており、女性10代・20代では9割近い。
調査資料を拝見しての感想は、生活に不可欠なメディアという定義がよく分からないなぁということ。単に情報(広告を含め)を収集するためのメディアとしてなのか、通信、ライフラインの確保までを含めた情報源として捉えるのかがいまいちピンときませんが、新聞が「パソコン/インターネット」、「携帯電話/PHS」に大きく引き離されていることが伺えます。新聞協会発表の「メディア別接触状況」(新聞広告データアーカイヴ)も出されていますが、これからはPCとケータイを細分化して調査する必要もありそうです。
ネット(ケータイ)に配信されているニュースも情報提供元は新聞社だということをいつの間にか忘れられていくのでしょう…