2008年03月08日

もうテキストにならないオールドメディアの重鎮

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月刊「創」4月号
創出版 600円

 雑誌社による新聞を特集した書籍物発刊が加熱した昨年。今年は大衆週刊誌にも相手にされず穏便な?日々を送っていた新聞業界ですが、今月末から読売、朝日を中心に取り組まれる紙面12段編成、朝・日・読による三社連合「ANY」を題材に月刊「創」4月号(篠田博之編集長)が新聞社の徹底研究(全国紙5紙)を特集しています。昨日7日発売。

 最近の新聞を特集した雑誌に欠かせない河内孝氏や黒藪哲哉氏もそれぞれ座談会や寄稿をされています。

目次より
特集【新聞社の徹底研究】
座談会「新聞三紙連合とメディア界再編の行方」
原壽雄×桂敬一×河内孝
成否が注目される出版部門とデジタル部門  
朝日新聞社の「改革」と出版分社化
三紙連合や紙面「12段組」など活発な動きが  
読売新聞社「1000万部」の闘い
他紙に先駆けて拡大文字を採用
毎日新聞社の「J字」紙面改革
昨年デジタル部門と出版部門を分社化
日経新聞社「大再編」1年後の成果
「EXPRESS」創刊など新たな試みは
小回りを生かす産経新聞社の挑戦
読者の新聞離れと広告主の折込チラシ離れが直撃!
新聞界の暗部「押し紙」の実態

 読んでみての感想は「三紙連合と新聞界再編の行方」と題した原寿雄氏、桂敬一氏、河内孝氏による座談会は、新たな視点もなく「もういいだろう」という感じです。原氏82歳、桂氏72歳…。相変わらず業界内の重鎮しか登場しない(登場すると潰されるのか)この手の座談会は、「もうテキストにはならないオールドメディア」という感じがします。

 「押し紙」の問題については、黒藪氏が各雑誌などで積極的にその問題点を発信していますが、なんら変わらない業界体質に関係者も疲弊感を隠せないというところかもしれません。実際に全国紙の専売店と地方紙の販売店で抱える問題も若干違いますが、部数も折込も減る一方の販売店は「業界構造の問題」に立ち向かう余力もなくなり、どこに活路を見出してよいのかがわからなくなっているのかもしれません。
 「新聞業界の再編が不正を隠す結果をもたらすようであれば、新聞ジャーナリズムの再生もありえない」(黒藪氏の寄稿から)。まさにその通りなのですが・・・



posted by 今だけ委員長 at 23:47 | Comment(1) | TrackBack(0) | 書籍紹介
この記事へのコメント
>原寿雄氏、桂敬一氏、河内孝氏による座談会は、新たな視点もなく「もういいだろう」という感じです。原氏82歳、桂氏72歳…。相変わらず業界内の重鎮しか登場しない(登場すると潰されるのか)この手の座談会は、「もうテキストにはならないオールドメディア」という感じがします。

↑座布団10枚!
Posted by 縄文 at 2008年03月10日 10:23
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