2005年10月28日

ジャーナリズムの維持と新聞社経営のバランス

理想の新聞.jpg
理想の新聞
著者 ウィッカム・スティード(みすず書房)2,700円

イギリスの「ザ・タイム」紙の元編集長が、イギリスにおける新聞の自由についての論考を記した1冊。国家における新聞の役割や活字の意味など新聞の役割に触れながら、部数と広告に関する経営的な問題にも言及。商業ジャーナリズムへの危機と新聞社内の問題点にも触れている。
そこで、理想の新聞とは?@ニュース取材に最大限の努力を払うA印刷に値する全てのニュースを可能な限り提供するB国民とともにあるが民族主義とは違う。リベラルではあるが自由党的ではない。平和を希求するが平和主義とは違う。社会的構造そのものを建設的に改良する任務をあらゆる国民とともに遂行するーそれが成し得るために赤字にならないように広告収入を確保できるか、販売部数を確保出来るかーと結ばれている。

高い志は新聞経営者にとっても必要不可欠だが、実際に資本力に押しつぶされる新聞社も少なくない。また、営利目的としての新聞社が、本来のジャーナリズム機能を失った(そのような体質に陥った)職場を去る労働者も多い。

理想と現実は常に付きまとう。
posted by 今だけ委員長 at 12:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介
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