2008年02月17日

「メガ文字」で新聞離れを止められるか

 いよいよ新聞各社で文字拡大に伴う段数変更(15段編成から12段へ)の社告が出されました。

(各紙の見出しから引用)
朝日新聞
朝日新聞、文字を大きく情報たっぷり 3月31日から

読売新聞
「メガ文字」3月31日スタート
信濃毎日新聞
大きな文字、3月24日から 信濃毎日新聞


 その他、産経新聞、秋田魁新報、山形新聞などで文字拡大による12段編成が実施の方向で進んでいるようです。
 毎日新聞が先行導入した大文字(J文字)ですが、朝日、読売のみならず地方紙でも「文字拡大→12段編成」が浸透すると、1行10文字で15段のままだと浮いてしまう可能性もあります。毎日新聞も12段組みへの切り替えが検討されていることでしょう。

【YOMIURIオンラインから引用】
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 文字の拡大は新たな顧客獲得というよりは、購読者維持への対策。その効果に期待しつつも、「記事内容の充実」「読者のための広告」は日々バージョンアップをしていかないと購読者の新聞離れは止まりません。

 購読料も紙面編成も「右ならえ」の新聞業界ですが、一気にブランケット版からタブロイド版へ、縦書きから横書きへと大胆に編制替えをすることはやっぱり出来ないのでしょう。「出る杭」は打たれるどころか潰されてしまいますから…。

posted by 今だけ委員長 at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(1) | 時事ニュース
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新聞の拡大文字について
Excerpt: 自分の中で、どうもしっくりこず消化不良を起こしてしまっていた、新聞各紙の文字及びレイアウト変更について、今だけ委員長さんが端的に問題点を指摘しておられます。全く同感です...
Weblog: テサラックのあいだ
Tracked: 2008-02-18 18:14
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