きょうの7時(すぎ)から、いよいよANYこと朝日・日経・読売の三社共同のインターネット事業がスタートします。そのサイト名は意表を突いて「新s あらたにす」というもの。どんなコンテンツが提供されるのか興味のあるところです。
プレスリリース:
日経・朝日・読売インターネット事業組合(所在地:東京都千代田区、理事長:長田公平[日本経済新聞デジタルメディア代表取締役社長])は、1月31日(木)よりインターネットニュースサイト『新s あらたにす』を開設いたします。
このサイトは、世の中で起きている様々な事件・問題・出来事について、日経、朝日、読売の3社が報道するニュースをそれぞれ掲載することにより、より分かりやすく、より興味深く伝えていく「新聞ナビゲーションサイト」です。
各新聞社が発信する報道や社説、評論の価値を統合または対比しつつ広く提供していくことで、かっ達な言論社会づくりに貢献するとともに、新聞事業の更なる発展を目指してまいります。
準備中のサイトを開くと9つのカテゴリーが並べてあります。
・くらべる一面 ・くらべる社会面 ・くらべる社説 ・注目テーマ ・新聞案内人 ・書評 ・イベント ・おすすめ企画 ・最新ニュース
どんな展開になるのでしょうか?
そう言えばITmediaに 「紙」の次を担うスペシャリストのアイデア という記事がアップされていましたが、新聞社らしくないサイトの運営がされるのでしょうかねぇ。
吉岡さんのインタビューから:
朝日新聞社は現在、インターネットビジネスの経験を持つ人材の中途採用を積極的に進めています。わたしもその一環で入社した一人です。これまで培った経験を自由に伸び伸びと生かすように言われております。「朝日新聞社の文化に吸収されないでほしい」と言われているほどです。インターネットでビジネスをする上では、130年という長い歴史の中で築いた独特の文化に拘っていてはいられないという意識が高まっています。
日本のある意味では“英知の結集”のANYの皆さんが作ったサイトですから、注目したいと思います。
2008年01月31日
新sあらたにす がスタート
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いつも読ませていただいております。
ANYに対抗して
毎日、産経、日刊工でMSNなんていうのを作らないかな
などと考えてしまいました。
最近は各新聞社とも生き残りに必死です。
広告もズタズタの状況ですよ!!
>広告もズタズタの状況ですよ!!
各社とも十数億程度のレベルで落ち込んでいるようです。対策として折込チラシに新聞社のノンブルを付けて新聞社が発行する広告特集(チラシに題字を付けただけ)や電子チラシなどにも手を付けて収入を上げようと必死ですね。WEB広告では“すずめの涙”しか稼げませんから大変です。
収入を上げるために“何でもやってみる”という時代ではなくなりました。時代の動きは早まれど新聞社が勝負できる分野はまだ残っているはずです。こういう時こそ焦らずに自分たち(新聞産業)の足元を見つめ直すべきだと思っています。正すところは正し、時代に合わせていくべきところは修正する。そして譲れないものは譲らない―。
新聞社ってそれしかないでしょ!って考える今日この頃です。