前回も書きましたが、朝日新聞読売新聞が今年4月以降の紙面改革で、現行の15段制から12段制へと編成し、文字を拡大させるという話。もう少し詳しく突っ込んでみたいと思います。

 新聞の定期購読者層が高齢化していることは周知の通りで、「小さい文字が読みづらい」という声をよく伺います。昨年、毎日新聞が「J文字」を導入し、それまで111文字を10文字に減らして文字の拡大を図りました。「読者からは好評だ。部数も伸びている」というコメントをどこかの業界紙で読んだことがありましたが、部数は…のくだりは首を傾げてしまいます。起死回生を狙った毎日も今回のような段数を変えるという発想はなかったのでしょう。段数を変えるとすると新しいシステム費用がかさみ、共通の広告サイズではなくなると受注が困難なうえ、記事スペースも減る(調整広告をなくせば確保できますが)などのデメリットがあったわけです。

 それを今回は読売の主導で12段編成を主流にしようとしているわけです。読売は現在も14段制を敷いているので文字拡大をさせるとなると、110文字では逆に読みづらいので13文字に増やし、その分段数を減らすという手法をとったのでしょう。そして読売一社だけでは広告サイズの手直しなど大変だからANY(朝日・日経・読売の三社連合)で新たな業界基準を作りましょうとなったわけです。