2005年10月09日

マスコミ論を研究するには良い哲学書でした?

マスコミの総合理論.jpg
マスコミの総合理論
著者 稲葉 三千男(創風社)4,944円

 1987年初版。5部構成になっており、一つひとつの論が深く論じられているが、難しい哲学書という内容。
第一部は「コミュニケーション論」ちょっと難しすぎる。哲学的。
第二部は「マスコミ論」マルクス主義のマスコミ論と組織悪としてのマスコミ論を展開。
第三部は「ジャーナリスト論」マスコミ労働の特性。新聞労働の中の記者(記者クラブの閉鎖性、規制する側・される側、権力への協力・非協力、記者の特権への反省、真実報道の執念)について触れている。
第四部は「ジャーナリズム論」ニュースの真実性と虚構性。事実と流言。放送ジャーナリズムの思想にも触れている。
第五部は「広告論」で完結?
「あとがき」にはもっと分かりやすい表記がされていると思いきや「ダメだし」の展開で、学者が一つひとつの言葉までも理屈だてて理論構築されている。難しい・・・。




posted by 今だけ委員長 at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介
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