電子チラシは自分の住まいの郵便番号を入力するジャーンと新着情報が表示されます。タウンマーケットの24日分は5種類(ちよだ鮨・ABCマート・オルビス化粧品・メガネスーパー・タワーレコード)。今日の段階で5,016店舗分の電子チラシを配信しているそうです。まぁスタートしたばかりだからこんなものですかねぇ。
ちなみに先行して電子チラシを配信しているShufoo!(凸版印刷が運営)は15種類(うち新聞紙面広告2種類)。チラシの総量を多く見せるためなのか、あまりセグメントされていません。「車があってもココまでは行かないだろ!」というくらい大雑把で郵便番号を入れる必要があるのかどうか…。居住地に応じた配信というより「自分で探せ」という印象です。
あと、自宅のPCディスプレイではチョット目が疲れるなぁ。拡大すると文字がつぶれて読めなくなるし、プリントアウトするにも最大A4サイズのプリンターではB3の半面を印刷したとしても文字が読めず、生鮮食品の色合いも伝わってきません。
で、アナログの新聞折込チラシはというと15種類入ってました。ダイエーなど全国展開のスポンサーも目立ちますが、みやぎ生協や長崎屋、ワコーなど地元のスーパー(自転車で行ける距離)のチラシを嫁さんがチェックしています。だいぶセグメントされているという印象です。
チラシは視覚に訴えるカラフル感が売り物ですね。小さく羅列してある商品(画像)と値段をじっくり目で追うのがたまらないのだとか(嫁談)。そう言えば、きのうは40種類位のチラシが折り込まれていたので嫁は朝食も作らずにチラシチェックしてましたが…。
電子チラシは、買い物をしようと思ったらPCを立ち上げてチェックするかもしれませんが、「あら、この商品安わねぇ」と顧客へリーチ(購買誘発)するまでは至らない気がします。やはりウェブの利点は目的意識がはっきりしている場合にサイトで詳細を知り(比較)、小売店へ足を運ばずに購入するというのが優位なところ。
その点、新聞と一緒に届けられたチラシはひと通り目を通してしまうもの。何気なく見ていると「これ買おうかなぁ」と思ってくる。新聞購読していないお宅にはフリーペーパーに折り込んで届ければよいわけです。あとは読み終えたチラシをどう回収し、リサイクルするかが大きな課題でしょうか。
ウェブによって配信されるデータと新聞と一緒に自宅へ届けられるチラシ。それぞれに長短があるものですが、顧客(チラシの送り手と受け手)の立場で役立つ情報を提供するメディアが残るのでしょう。ネット利用者の調査結果ばかりを鵜呑みにせず、顧客の声に耳を傾けることです。「とりあえず(安価な)ウェブ広告」ではなくてね…