2007年08月18日

古紙回収率が高まる一方で新聞業界は・・・

 読み終えた新聞はキチンとリサイクルに出していますか?

 紙の再生技術もかなり向上しているので限りある資源を効率よく活用したいものです。
都市圏などでは町内会による資源回収等が行われておらず、一般ごみと一緒に新聞を処分しているという方も多いかもしれませんが、そんな時は近所の新聞販売店に持ち込みすると対応してもらえると思います。最近では古紙回収に積極的な販売店も増えてきましたから。

     V


 毎月、集金の度に配られる新聞整理袋。近所のスーパーで5枚入り198円で売られていました。140円弱とは安くはない値段です。1カ月分の読み終えた新聞が入れられて、そのまま回収日に出すだけ―そりゃ便利なのですが、その整理袋もリサイクルされるとは言え古紙量を増やすことになっているのです。手間がかかっても紐で結えてリサイクルに回した方が良いですよねぇ。


 財団法人古紙再生促進センターの調べでは、古紙回収率が年々高くなっていて「2010年度までに古紙利用率62%の達成」を目標としています。新聞協会発行の「データブック2007」によると古紙回収率は1996年の104.4%に対して、2006年は145.3%へ上昇(新聞の古紙回収には折り込みチラシも含まれるため、回収率は100%を超える)。また回収量は5479000トン(2006年)。

 消費者による環境保護やリサイクルへの意識が年々高まる中、新聞社が日々大量に刷っている部数の中に存在する「押し紙」は、配達されないまま古紙回収業者へと迂回しています。古紙回収率が引きあがった理由が「販売店からの回収量があがった」のであれば言語道断。
 「無駄が金を生むシステム」に依存する新聞業界の体質を早急に改めなければなりません。
posted by 今だけ委員長 at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
ツイート