団塊世代の方なら一度は耳にしたであろうプロレタリア文学作家の小林多喜二の原作です。
秋田県大館市出身の小林多喜二。没後75周年の今年、著書「蟹工船」(文庫本)がブームになり24万部を突破したようです。
将来の不安が加速するなか、若者を中心に共感を呼び異例のブームが到来。蟹工船のように過酷な労働に近いものが現代社会でも起きているのかもしれません。
当時のフィルムの上映だったので、少々見づらかった個所もありましたが、いろいろと考えさせられた作品でした。来場者は団塊世代以上の方がほとんどでしたが…
※桜井薬局セントラルホールにて25日まで上映。