甚大な被害を招き、多くの犠牲者を出した東日本大震災。もうすぐあの悲劇から5カ月が経とうとしていますが、仙台七夕はやってよかったとつくづく思います。当初、仙台商工会議所の会員から「祭りどころではない」という意見もあったようですが、地元商店が観光客を受け入れるためにふんばることは、少なくとも昨年と同じ状態に気持ちの上で戻すことができたのではないかと思います。一時的かもしれませんが雇用も創出されます。そして一番の効能は現地に活気が戻るということです。
ぐるっと仙台市内商店会の七夕飾りを見てまわりましたが、私的な優秀作品はコチラ↓

仙台朝市商店街の今庄青果さんの作品です。被災された方への弔意を表した純白の七夕飾り。上部には津波被害を受け、がれきが散乱する沿岸部の写真が備え付けてあります。
いろいろな苦難を乗り越えて開催された「お祭り」であることが、多くの人の心に残る作品だと感じます。

仙台七夕という文化を継承するためにも地元の商店にふんばってもらうしかないのですが、商売が成り立たなくちゃいけない…。私たち地元の生活者も地元の商店を支えて(消費する)いかなくちゃならないのです。