すでに景品で購読紙を替える方は少なくなっているので、新聞社の編集部門と販売店がタックを組んで読者を増やしていく取り組みが必要だと、この1カ月で身にしみて感じました。
最近は、「こういう情報が必要なのだろうなぁ」とお客さまの立場に立って新聞紙面とにらめっこする毎日。担当エリアの企業や読者の方が紙面に掲載されると記事面をパウチ加工したものと予備の新聞を複数お届けしたり、子どもさんがいらっしゃる世帯にかほピョンこども新聞が折り込まれる日曜日の新聞をそっと届けたりしています。なんというか、「気づき」と「段取り」なんでしょうね、新聞の営業というかお客さまとの距離を埋めることって。
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きょう、とても嬉しいことがありました。
以前に購読されていたお宅を訪問した際のこと、「はじめまして。以前お世話になっていた河北新報の小関と申します。また、ご購読いただけないかと・・・」とインターフォーンで訪問の旨を説明した後、「さぁどうぞ」とオートロックが開くではありませんか。内心では「お客さまはたぶん新聞の営業と宅配便を勘違いしているのでは」と思いつつドアの前に立つと、私が名刺を差し出す前に「こんにちは小関さん」とお客さま。「えぇ〜」と想定外の展開に取り乱す私。「以前に会ったことあるのかなぁ」と頭をグルグル回していると、その方は「チラシ見ましたよ。あんなプロフ入りのチラシははじめて。小関さんのツイッターも拝見していますよ」というではありませんか。
そうなのです。先月から顔写真と自身のプロフを掲載した「はじめまして!河北新報です。お客さまのエリアを担当しています」というチラシを五橋支店に配属されている社員分を制作。読者の方には新聞折込でお伝えし、購読されていない方には訪問しながら手配り(不在の際はポスティング)をしていたものをちゃんと読んで、そして興味を持ってくれた方がいらっしゃったのです。
そのお客さまには6月から河北新報をご購読いただくことになりました。いやぁ〜こんなに嬉しいことはないです。
新聞の営業ってダーティーなイメージが付きまとうものです。これは自分たちが蒔いた種。新聞という商品の価値観や捉え方はそれぞれ違いますが、売り手が真面目に、真剣にお客さまと向き合って営業行為をしていけばこれまでのイメージも変わってくると信じています。
さぁ、きょうの嬉しさを思い返しながら、あしたもがんばります!
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