新聞社は大きく分けて取材(報道部)、制作(編集部)、営業部は広告部門や販売店を取りまとめる販売部があります(もちろんどの会社でもある総務・労務系の非生産部門もあります)。読者の方と最も接するのが記者の方々だと思いますが、意外に多いの(電話ですが)日々読者からの問い合わせに対応する読者相談室。
「新聞社の総合窓口」としてさまざまな対応に追われているのですが、最近は業務委託するフリーダイヤル受付会社が問い合わせをフィルタリング(要望を選別)してくれるので、少しは手間が省けたかもしれません。でも相談件数もさることながら、紙面内容への苦情やバックナッバーの問い合わせなど相当なものです。
販売店にも電話での問い合わせが相当数あります。
内容の種類は「今朝の朝刊が不配だった」、「旅行に行くので一時、新聞配達をストップしてほしい」、「折込チラシをお願いしたい」などそう多くはないのですが、意外に多いのが「取材にきてほしい」というもの。
このように可否の返答が直接できない案件が一番頭の痛いところです。「私たちは販売店なので取材に関することは河北新報社の報道部へ問い合せてください」と説明すればよいのかもしれませんが、読者は「直接連絡するより販売店の人にプッシュしてもらったほうが取材にきてくれる(確率が上がる)」と感じている方も少なくありません。
新聞社も「縦組織」なので、読者からの取材依頼は販売部の担当へ連絡を入れます。そしてその担当者から取材依頼の趣旨などを報道部(夕刊編集部や生活文化部)へ報告、相談し、それぞれのデスクが「取材するか否か(紙面掲載する価値がこの話題にあるかどうか)」を判断するという流れです。
マニュアル的には「情報提供ありがとうございます。掲載は厳しいかもしれませんが、記者には伝えておきました。また何かあったらお知らせください」となるのですが、「取材をしない」という連絡を入れるわけでもないので、読者からは「いつ取材さくんの?」とさらに問い合わせがくる・・・。
こういう自分で判断ができないことが「ジレンマ」になるのですが、販売店が発行するミニコミ紙(河北仙販では「ひまわり」)などを活用すれば、上記のような「紙面への掲載が難しい街ネタ」は拾えるかもしれません。そのネタによっては狭域で話題性が高いものって意外とあるものです。
木曜日はパワーポスティング。午後から天候が崩れそうなので、早めに作業してきます。
きょうも素敵な出会いがありますように!