2015年06月08日

被災地のいまへ眼差しを注ぎたい

 「なんだが震災のこともあんまり新聞さ載らなぐなったねぇ。まだまだ大変なのにねぇ」。新聞セールス中にお客さまからポロっと発せられたひと言。「そうだよなぁ。自分たちでできることやってみなきゃ」そういう思いが発端となってはじめた被災地発行のミニコミ紙を発信する活動。
 私が所属する河北仙販五橋支店では、紙面には紹介されない被災地の様子をもっと伝えたい、読者の皆さまに被災地の情報をより詳しく提供することで、防災・減災に役立てていただきたいとの願いもあって、石巻市、名取市、山元町の住民やボランティア団体が発行している「ミニコミ紙」を新聞へ折り込み今年3月から随時、お客さまへ届けています。
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 提供しているミニコミ紙は、@仮設きずな新聞(ピースボート災害ボランティアセンター・石巻市)Aみやぎ復興プレス(宮城県震災復興本部)B閖上復興だより(閖上復興だより編集部・名取市)Cいちご新聞(山元町震災復興土曜日の会・山元町)の4紙。発行者から紙面データを送ってもらい印刷と折込を販売店が協力(実費負担)しています。
 まだ、読者からの反響をリサーチしていませんが、読者宅へ集金にうかがっている社員からは「とても良い取り組みだ」という嬉しい声も寄せられています。
 仮設きずな新聞・5月25日号(6月3日折込分)の編集後記(編集者のコラム)で五橋支店の取り組みを紹介していただきました。そして本日、同紙編集長の岩元暁子さん(ピースボート災害ボランティアセンター所属)が当支店を訪ねてきてくれました。
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※笑顔がとても素敵な岩元さん(右)と筆者
 横浜出身の岩元さんは震災直後の4月から石巻市の被災地を中心に支援活動をされ、現在は石巻市へ住民票も移し仮設きずな新聞発行のほか、被災された方のサポートに取り組まれています。「月2回の発行は大変だけれど、多くの方からうかがった話をタイムリーに紙上で伝えていくためにこのサイクルは崩せない」とおっしゃっていました。
 そして、「刷り上がった紙面を配ることの大変さを感じている」との悩みも・・・。
「被災地の情報を共有して防災・減災に役立てる」という目的を共有し合って、なんとかサポートできないものかと思います。ミニコミ紙を定期的に新聞へ折り込んだり、DMへ封入したりすれば、商品の付加価値はあがっていくはずですから。
 五橋支店でも来春までこの取り組みを続けて行こうと思っています。これからもお客さまへのサービスを探求し、チャレンジしてまいります。
▽仮設きずな新聞 配布ボランティア募集
http://pbv.or.jp/ishinomaki-psen/volunteer/newspaper/
posted by 今だけ委員長 at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信
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