久しぶりのブログ更新です。
今だけ委員長こと、小関は社内の人事異動でこれまで11年間在籍した統括部門から、現場部門(五橋支店)へ異動となりました。勤務先は同じ建屋の2階から1階に変わるだけなのですが、今月4日から気持ちのスイッチを切り替えました。過去に同支店で4年間の勤務経験があるものの、仕組みは変わらずとも読者の要望に応えるための細かな作業や配達エリアの統合などの変貌ぶりに「10年ひと昔・・・」を実感しています。一方、配達スタッフも15年前にお世話になった方々が多くいらっしゃって、信頼おける仲間と共にこの1週間は朝刊作業(3:30からの勤務)に携わりながら徐々に現場感覚を取り戻しています。
これからも小ブログは更新してまいりますが、「現場のいま」をさらに具体的に発信していこうと思っていますので、引き続きご愛顧ください。
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河北新報社社屋(仙台市青葉区五橋)にて販売店や新聞社販売部の代表メンバーらによる会合のあった3月19日、同社編集委員の寺島英弥さんとエレベーターでバッタリお会いしました。寺島さんは「シビックジャーナリズム」を提唱し、常に『現場』に足を運ぶ新聞記者。このブログを始めた2005年に都内で開かれた地方紙勤務の若手たちによる「ローカルメディアネットワーク」のキックオフミーティングの講師として登壇された時がはじめての出会いで、それ以降いろいろとお世話になっている方です。
「あら、小関さん久しぶり」。
寺島さんの優しい瞳に吸い込まれつつ、5分程度お互いの近況を話しました。(当方が)4月から現場勤務となり、これまで自分がやりたいと思ってきた編販一体の紙面づくりや販促へチャレンジしてみたいことなどを話すと「そうですか。小関さんは現場にいる方がいい。私も常に現場で動き回っています。私たちの仕事はそれが当たり前の姿なのですよ」というアドバイスをいただきました。そして、「あ、そうそう」と言いながら、カバンの中から1冊の本を取り出し「これ、読んでみてください」と手渡された本がこちらです。
東日本大震災 希望の種をまく人びと
著者 寺島英弥(明石書店)1800円)
寺島さんのブログ「Café Vita」(余震の中で新聞を作る)は今月1日の更新で91話。本書はこのブログや河北新報の特集「ふんばる」に登場する被災地の方々の葛藤や困難の中、ひたむきに立ち上がっていく姿を丹念に伝えています。
東日本大震災から1年たった際に発刊された「悲から生をつむぐ」で書かれている被災地に住む人びとの状況から、本書には“笑顔”というキーワードも増えてきたような気もします。2冊合わせて読んでいただくと、「ふんばる」、「寄り添い支える」という言葉の意味がすっと気持ちの中に入ってくると思います。ぜひご一読を!
▽東日本大震災 希望の種をまく人びと
http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD-%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%AE%E7%A8%AE%E3%82%92%E3%81%BE%E3%81%8F%E4%BA%BA%E3%81%B3%E3%81%A8-%E5%AF%BA%E5%B3%B6-%E8%8B%B1%E5%BC%A5/dp/475033765X/ref=pd_sim_b_2