でも感じるのは、受けた傷跡を手当てする力は昨年の東日本大震災の教訓を生かし、“すんごいスピード”で進められているということ。アマゾンほしい物リストを介して直接被災地へ物資支援を送れる仕組みや行政がリリースする支援情報がマスメディアを介さず、ダイレクトに全世界に発信される情報網…。
東日本大震災で感じた“優先させるべきはスピード”はネットの活用によって凄まじい勢いで広がっています。支援物資の取りまとめをする行政側や情報発信を束ねるマスコミの役割は、このような有事の際にこそ発揮していただきたいのですが「ネット社会」のスピードに追われるばかり。
しかし、マスメディアのチカラが発揮できるというか、担うべき“伝え方”はたくさんあるわけで、スピードだけにとらわれないマスメディア、オールドメディアのチカラを発揮してもらいたい思うのであります。ふんばりましょう!
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今回のプロジェクトは石巻市の鹿妻、渡波、万石エリアへ約4000枚を発行。河北新報小笠原新聞店の2販売所へ25日の朝刊折込をお願いしました。
2面にはユビキタス・カウンセリングの代表を務める長江信和さん(福岡大学教授)監修の「心のケア」に取り組むメンタルヘルス団体(電話相談対応)を掲載しています。
あの大震災から1年4ヵ月。被災地へ発信する情報も現地の状況を鑑みつつ、多角的に発信していこうと思っています。
今号も20人の支援者の協力によって発行することができました。どうもありがとうございました。
返信が遅れてすみません。
あらためまして、長江さんたちの活動に敬意を表します。被災地では産業の再生(雇用問題の改善)と被災された方の心の問題が継続してフォローしていく必要があると思っています。
今後ともよろしくお願いします。