巷では、「オーマイニュース」(8月28日スタート)のネタが、ネット上で物議を交わしているようですが、次から次へと生まれては消え・・・を繰り返すわけです。特に嗜好品は「オモシロイもの」がその時代に受け入れられ、「さらにオモシロイもの」を創り出そうとするのが人間社会なのでしょう。
あまり、一部の評論家の意見に惑わされずに「オーマイニュース編集部」のやり方でチャレンジするのが一番だと思います。Web2.0に属していると称するブロガーの方々だけに発信するメディアではないはずですし、僕のようなWeb0.0の属人も含めて「日本版オーマイニュース」がオモシロイと判断するのは市民だと思います。ユーザーを分類するのもマーケティングの大切な要素ですが、新聞も含めたこの種の嗜好品は継続的に信頼度を高めていくことが大切だと感じています。
最近のことではないのですが、新聞販売業界ではオートロックマンションに住む読者の利便性や普及率のアップを狙い、ドアポストまでの新聞配達を全紙共同(表向きは)で推進する動きがあります。
私が住む地域では、これまで3物件で全系統(系統とは新聞および新聞販売店のことを指す)が地元紙専売の販売会社に新聞の配達を委託する形で、オートロックマンションに入館(管理会社や管理組合へ提案)し、共同配達を行っています。
すべての物件での共同配達実施に携わってきましたが、これまた難儀の連続でした。販売店の店主さんたちは了解をしてくれるのですが、発行本社の担当員が難癖を付けてくるんです。「○○新聞に配達をお願いすると読者をひっくり返されるのではないか」というのが代表的な意見。いくら新聞販売はサバイバルだといっても、そんな読者に迷惑を掛け、信頼をなくすようなことするわけないのですが、なかなかこの辺の壁が厚いわけです。
そこで考えたのですが、マンションの共同配達をする機能として「新聞奨学生のNPO法人」なるものを組織して各販売店からオートロックマンション内の新聞委託配達の業務ができないかと考えています。独立した配達組織であれば各系統も乗りやすいし、新聞奨学生の労働条件向上(配達だけの業務に)にもつながると思ったからです。NPO法人の登録をすればマンション管理会社や管理組合も受け入れやすくなるのではないでしょうか。
以前にTBなどのやり取りをしている徳川家康サンが、新聞奨学生の諸条件向上に向けてNPO法人化に取り組んでいます。実現に向けてはなかなか難しいようですが、各新聞社の協同組合的に新聞奨学生の機能を移譲できれば可能だと思うのですが。
取り組んでいこうかなぁと各方面に伺いたてているところです。
何かお力になれることがありましたら、連絡ください。徳川さんが思う「過労死を出した新聞奨学生度の改善」には当然賛成の立場から、末端から制度や待遇の改善を突き上げるのは非常に難しいし、山を動かすためには数を集めて運動的に旋風を引き起こさなければならないとダメだなぁ…と思い知らされています。でもチョットづつでも前進させています。
最近読んだ本で、自民党参議の世耕弘成の「プロフェッショナル広報戦略」というのがあるんですが、実際に物事を進めるための戦略が記してあるように思います。ぜひご一読を!