2011年08月23日

沖タイ読者も月1千円で「朝日新聞デジタル」購入可 「紙」の定期購読者を守る秘策となるか

 新聞の定期購読者だから受けられる有料「電子版」の価格サービスが、自社コンテンツだけではなく他紙の有料サイトも同様の付加価値を提供する取り組みが、朝日新聞と沖縄タイムスで行われます。 


▽朝日新聞デジタル 9月から沖縄タイムス読者も月1千円
 朝日新聞社と沖縄タイムス社は23日、様々な事業で協力することに合意した。朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」が9月から、沖縄タイムスの購読者も月1千円で利用できるようになる。
 朝日新聞デジタルは、パソコンやiPad、iPhone、アンドロイドOS搭載のスマートフォンなどで読むことができる新しい形の電子新聞。購読料は月額3800円(デジタルコース)だが、朝日新聞を宅配で購読していれば紙の購読料にプラス1千円(ダブルコース)で利用できる。このダブルコースを、沖縄県内在住の沖縄タイムス定期購読者向けに拡大する。9月1日から申し込みを受け付ける予定。
 朝日新聞社と沖縄タイムス社はこれまで、記事や写真の相互提供、世論調査の共同実施、社員の人材交流などを行ってきた。これに加えてデジタル分野でも協力することにし、朝日新聞社の秋山耿太郎社長と沖縄タイムス社の豊平良孝社長が提携基本合意書に調印した。(asahi.com 8月23日)

http://bit.ly/nfLYQb
▽沖縄タイムス購読者の皆さんへ(朝日新聞デジタルのご紹介)http://digital.asahi.com/info/okinawatimes/index.html

 新聞社経営基盤の根幹となる「紙」の定期購読者を維持するために、さまざまな付加価値を提供しています。メルマガ配信や会員組織などを展開する一方、「読者でなければ閲覧できないウェブ版」を展開する北日本新聞社などもあります。有料電子版で先行する日本経済新聞社、朝日新聞社は販売価格を定期購読者であれば1000円(Wプラン1カ月)、無購読者は3800円(日経電子版は4000円)という価格差をつけて現読者の維持に努めていますが、「紙」購読者の維持策を期待する地方紙とエリア限定(?)で1000円でも有料読者を増やしたい全国紙との思惑が一致したのだろうと思います。
 朝日新聞は毎月3007円(統合版地域)の定期購読をしてWプラン(1000円)を享受できるのに対して、沖タイは2990円の購読料で同様のWプランサービスを受けられるのも注目です。


 新聞社同士の提携は印刷、発送、販売など流通部門から、「紙」の定期購読者を維持すべく“ウェブコンテンツ相互乗り入れ”に動き出したようですが、「紙」の夕刊でもやれるんじゃないかなぁと思います。統合版しか発行していない全国紙と、セット発行している地方紙で「朝刊は朝日新聞、夕刊は河北新報」というセットプラン。夕刊単体で購読料を設定している新聞社であればセットプランで幾分か割引し(全国紙には販促費をキックバック)、落ち込む夕刊部数のテコ入れに使えないかなぁ。

posted by 今だけ委員長 at 22:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ニュース
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