ジャーナリズムの行方
著者 山田健太(2310円)三省堂
個人的にも大変お世話なっている山田健太さん(専修大学准教授)が「ジャーナリズムの行方」を10日に発行されました。出版元の株式会社三省堂の飛鳥勝幸さんから謹呈いただき、ちょっと早めに読ませていただきました。
近年、オールドメディア(マス4媒体)が衰退し、ネットメディアの躍進にばかりスポットが当てられていますが、山田さんは「僕は新聞・雑誌。書籍。テレビ・ラジオが好きだ。否、大好きだ。だからこそ、けっして『いま』の誌紙面や番組で満足はしない」と注文を付けたうえで、自由で多様なメディア活動を邪魔する輩を追い払うことが自身がやるべき使命だとも語っています。
大学で言論法やジャーナリズム論の教鞭をふるうかたわら、新聞協会の職員時代から携わってこられた新聞を中心としたマスメディアのあり方や期待がぎっしり詰まった1冊です。50歳を過ぎた山田さん自身の中間総括だと思いながら読ませていただきましたが、現役を退いてから勝手なことを書くOBよりも現役時代に矢面に立つ(問題点を提起する)覚悟で出版されたことに意義があるのです。
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2011年08月10日
新聞が大好きだから「いま」では満足しない
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前澤猛さん・・・≪恐竜の離婚≫の日野健さんですか?
『恐竜の離婚』がネット上で4000円で売られているのを御存知でしょうか?
この本はとてもいい本だと思います。
私は心理関係の仕事をしています。
小学校・中学校・保育所に仕事で行くことも多く、行くたびに学校の図書室に置いてもらえるよう頼んでいるたった一冊の本です。
親が離婚して傷ついている子どもにそっとよりそえる本との出会いは、本屋ではなく図書室、保健室、相談室、図書館ではないかと思っています。
最近では親が離婚しているケースも多く、よく相談を受けます。
保母さんには、親が離婚した子供がいたら、膝にだっこしてこの本を読み聞かせて下さいと頼んでいます。
それなのに絶版とは・・・。
しかも、4000円とは・・・。
なんだか、踏みにじられたような切ない気持になりました。
明石書店に再版のお願いメールも出しましたが、小市民の声は届かないような気もします。
このような場違いなところにコメントして申し訳ありません。