2011年04月01日

前へ、前へ進みましょう!

 いまだに余震が続き、酒を煽っても深い眠りにつけません。

 3・11大震災から20日目。あすから新年度だというのに、エイプリルフールでギャグをかます余裕もないというのが率直なところ。でも、津波の被害を受けた沿岸部地域でも生活が始まり、「新聞を届けてください」という連絡を受けるたびに「もっと大変な人たちががんばっている。へばってなんかいられない」と元気をもらっているこの頃です。

東日本大震災トピックス6 001.jpg 先週の日曜日は仙台市若林区で農業を営むお宅(2軒)へうかがって、瓦礫や不用品の撤去と畳あげなどの手伝いをしてきました。比較的津波の被害が少ないとはいってもそのお宅は床上1メートル程度浸水し、海岸線の松の木が窓を破って部屋の中に散乱していて足の踏み場もないほどでした。また、水田の土が押し流されたので粘土質の重たい泥が畳に付着し、一人では担げないほど重く作業はかなりハードなものです。あさっても同じエリアで後片付けなどを行う予定です。
 「ボランティア登録」などというと会社の許可がどうこうと面倒なので、休みの日にボランティア登録をしている友人の後に付いて(自転車で行ける距離)、指示されたことを黙々とこなしています。迷惑にならない程度に…。

東日本大震災トピックス6 006.jpg その仙台市若林区は今回の震災で延べ面積の57%が津波により浸水しました。その浸水したエリアのほとんどが農地(水田)で、農業を営んでいる住民もその多くが高齢者です。昼の休憩の時は、避難所から持ってきたしわくちゃの新聞を広げながら「しゃねぇな。前に進むしかねぇんだ」といって、スコップを握る。そう、立ち止まってはいられません。前へ、前へ進むしかないのです。
▽仙台・若林57%浸水 津波、内陸に最大4キロ(河北新報 3月29日付)
http://bit.ly/fH9hAW


*  *  *
東日本大震災トピックス6 010.jpg 先日、神戸新聞・DS労組の仲間が見舞いに駆けつけてくれました(河北新報労組へ訪問)。16年前の阪神淡路大震災で体験されたことと照らし合わせて、ツイッターなどのソーシャルメディアを活用して新聞社が積極的に情報発信できる優位性などについて意見交換をしました。同労組の長沼委員長は「16年前は新聞産業も販売、広告ともに上昇基調という後押しもあって、神戸新聞は経営的回復も比較的早かったのだろうと思う。しかし、いまは…正直厳しいと思う」。また、「震災で家を失い仮設住宅で暮らすお年寄りなどが孤独死をするという社会現象が起きた。被災者の心のケアも重要。人と人とをつなぐ、いろいろな場を提供することも新聞の役割だ」と語ってくれました。
 長沼委員長どうもありがとう!


 河北新報の紙面には阪神淡路大震災を経験された神戸市民からの応援メッセージが日々掲載されています。3月26日付の一部を引用します。


▽阪神淡路大震災で、生き地獄を体験しました。こんなことは二度と起きないようにと祈っておりましたが、再び大震災が起きてしまいました。生き残った方は、亡くなった方の分まで生き抜く義務があると思います。難しいかもしれませんが、「宿命」を「使命」に変えて、希望と勇気を持って立ち上がり前進してください。大丈夫です。神戸も完全復興しています。私も神戸の地から、自分のできることを実行していきます。(神戸市灘区・児島信子・主婦・52歳)


▽連日報道される惨状を見るたびに、阪神淡路大震災で家も何も全て失った自身の悲しみを思い出します。皆さんのつらさが共有できる神戸市民として、いち早く義援金に協力しました。被災したからこそ分かる生活用品など、救援物資を集めています。そしてこの気持ちは、全国民に広がっています。東北の方々は本当に我慢強いと思いますが、泣きたいときは我慢しないでくださいね。皆さんは独りじゃないってこと、お知らせしたくて。(神戸市長田区・山本和代・会社員・45歳)


▽16年前の大震災で自宅が全壊し、1カ月後、仙台に半年ほど単身で疎開しました。優しく温かく迎え入れてくれた仙台市、泉区、七北田中学校の皆さん、その3年後のインターハイで仙台に行ったとき、大きく記事にしてくださった河北新報さんにあらためて感謝申し上げます。まだ連絡が取れない友人がいますが、きっとどこかで無事に頑張ってくれていると信じています。(神戸市東灘区・鍵田祐子)


 口先だけではなく、まず行動すること。前へ、前へ進みましょう!

【追伸】
 仙台市内は都市ガスも復旧しはじめ、ライフラインがほぼ確保されてきました。食料品も種類さえ少ないものの不足なく流通網が機能しています。困ったことといえば、ガソリンの供給がいまだに安定していない事ぐらいです。
 全国の皆さまから生活支援物資などが送られています。今だけ委員長のところにも「何か必要なものは?」というありがたい連絡をいただくのですが、今回の地震災害の多くは津波によるものです。津波の被害を受けた沿岸部の被災者へそのような支援物資が届くよう、各方面の方々のご協力をいただきたいと思います。

posted by 今だけ委員長 at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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