朝日、読売、日経の全国紙3社連合(いわゆるANY連合)が、首都圏(東京都と埼玉県)の印刷センターで刷られる新聞の共同輸送をはじめました。
▽朝日、日経、読売が共輸 首都圏で初めて(新聞通信 10月18日付)
朝日新聞社、日本経済新聞社、読売新聞東京本社の3社は、10月1日付朝刊から首都圏で初めての共同輸送を開始した。共同輸送の対象となる工場は、朝日が日刊王子工場(東京都北区)、日経が八潮工場(埼玉県八潮市)、読売が東京北工場(東京都北区)の3工場で、輸送する地域は主に埼玉県東部、南部の販売店。共同輸送するコースは「朝日・読売」が5コース、「日経・読売」が4コースの計9コース。3社は2009年秋から首都圏での共同輸送の可能性を様々な角度から検討し、各社の販売店の協力を得て実現させた。共同輸送により各社の単独輸送コストの削減につながる。共同輸送を担当するのは佐川急便で、3社の共同輸送を担当するのは初めて。
2つの印刷工場で新聞を積み、販売店(おそらく3〜4店舗分)へ届けるには相当の時間的ロスも心配されますが、降版時間の繰り上げなどでカバーするのでしょう。
また、今回の共同輸送実現に際してANY連合(販売担当)による起案なのか、佐川急便の提案によるものなのか興味のあるところです。近ごろ、佐川急便が新聞輸送業に懸命だとの話をよく聞くので…。
新聞輸送会社にも新聞以外の輸送業務ができるような仕組みを作れないものかなぁと感じます。