2010年08月16日

「おしどり金婚さん」を一挙掲載 地方紙だからなしえる新聞ファンづくり

 束の間の夏休みというかお盆休み。家族で実家のある米沢市へ帰省してきました。
 実家では、地元紙の山形新聞と毎日新聞を購読しているのですが、けさの山形新聞は月曜日なのにページ数が多いのでよくよく見てみると、結婚50年の節目を迎えた夫婦を祝福する「おしどり金婚さん」を4ページ使って掲載していました。

山形新聞 金婚さん.jpg 「おしどり金婚さん顕彰事業」は山形新聞社と山形放送が1989年から取り組んだもので、これまで5万8595組の夫婦を顕彰しています。喜びや悲しみを分かち合いながら家族、地域、さらに社会の今を築いてきた夫婦をたたえ、健康と長寿を祈念することが目的だとか。今年は1767組の応募があり、夫婦の名前を刻んだレリーフが進呈されました。
 確か西日本新聞社も「金婚」の催しをしていたと思います。
 
 市町村別に夫婦の名前がずらっと掲載されているのですが、ご本人はもとより、その子ども(孫)たちが「両親の名前を探す」というのも新聞の特性を生かしたものですね。これぞ地方紙がなしえる新聞ファンづくりだと感じました。
posted by 今だけ委員長 at 16:29 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
 山形新聞16日付朝刊読みました。1761組の夫婦に記念レリーフを贈呈するとは、なかなか太っ腹ですね。しかもひとつひとつに氏名を刻んだプレート。100歳を超える老人の消息が問題となっている現在、このような企画は貴重だと思います。
Posted by 宴会ていんめんと at 2010年08月17日 16:31
宴会ていめんとサマ!コメントありがとうございます。
「BtoC」の取り組みはとても大切なことですね。
金婚式を迎えられたご夫婦はおそらく、山形新聞を何十年も購読されている方なのだと思いますが、これまで総額いくらの新聞代を頂戴したのかを考えると「これくらいのサービスは…」と思います。読者を「部数」に置き換える体質が新聞業界にありますが、顧客ロイヤルティをあげていくことが最も重要であると感じています。
その意味では、今回の山形新聞の取り組みは「あっぱれ!」ですね。
Posted by 今だけ委員長 at 2010年08月19日 10:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
ツイート