週刊ダイヤモンドでおととしから連載されていた「ザ・メディア 新聞社買収」(著者 真山仁)が。7月31日号をもって最終回を迎えました。この連載見たさに99冊も購入し続けた今だけ委員長の財布にも少しは余裕が出るかも…。
最終回を読んで感じたのは、「ハゲタカ」のようなスッキリとした結末ではなかったので、もしかすると某新聞社からの何かしらの圧力でもかかったのかなぁと考えてしまいました。
「ザ・メディア」のストーリーは現状をきちんと踏まえながら、近未来の新聞社を描いた構成だったので毎週楽しみに読んでいました。真山さん自身も相当新聞業界の方へ取材したと思います。(真山さんは元読売新聞社員です)
真山さんがこの小説を通じて社会へ訴えたかったことは、日本の権力者は政治家などではなく、新聞社の中で「自分こそは正義だ」と思って実権を握っている新聞人なのだ―ということのように感じます。
2年越の連載小説ですから普通は単行本として発刊されると思いますが、どうでしょう。潰されなければよいのですが。
九州は2日遅れなのでまだ見ていませんが
すっきりしない終わり方でしたか。
それはそれで業界の映し鏡としてこの小説がしっかり機能したのかもしれませんね。
財布が乏しい猫は、単行本になってから買うつもりです。
第二弾があることを想像させるような終わり方でもあると思いますが、フィクションとは言え味のある登場人物が背負っている新聞社への思いが梅田以外はぼやけてしまったように感じます。
水野先生の報告書のような分析があると、読者は違った想像力でこの先の新聞産業への期待であったり問題店をより感じてくれると思います。