さらに、自民党の各派閥(二階グループ・丹羽、古賀派・河野グループ)も、新聞の特殊指定制度の存続を求める決議書を公正取引委員会に提出するなど、ここに来て政治家連合の動きも活発になってきました。
新聞業界と政治家の深いつながりを指摘する「声」は少なくありません。「読者の新聞離れ」も新聞が社会的な問題を取材し、紙面で読者に提起することによって世の中の関心を引き、社会的な運動を巻き起こす―という「読者との一体感」が薄れてきた結果だと感じます。さまざまな情報を編集して、正確な情報を発信することと併せて読者と共に住みよい社会を目指していく… 新聞ってそんな役割を担っている―と思っています。「声」を無視してきた新聞の方が、読者から離れていったのでしょう。
このブログにも「愚行な拡販を繰り返す全国紙」への批判とは反対に、地方紙に対しては好意的なご意見も頂戴しています。新聞社もボランティア団体ではないので、営利を求めないと取材活動も縮小せざるを得ないのですが、発行部数拡張のためにルールを無視した販売行為は改めなければならない。「既存の制度と現実のギャップ」を抱えたままでは、公取委も判断に苦慮するのだと思います。全国紙は「新聞の役割とは何か」を社内で議論したうえで、多様な言論を地方でも提供するというスタンスで拡販をするべきです。
もう自ら新聞の価値を下げるようなことは止めませんか。
全国紙も春から紙面一新をするようですが、読者の声を反映した形になることを期待して止みません。
ブログ検索サイトのテクノラティを見ると「特殊指定」に関するトピックスも“安倍普三がこう述べた”というだけで、スゴイ書き込みがあるものです。それだけ官房長官(安倍さんの知名度なのでしょうけど)の発言も大きく受けとめられるのでしょうねぇ。
紙面一新ですか…。うちは紙面を変える度に読者の「止める理由」に使われてしまいます。残念ですが。
→なるほど、本当に由々しきこですね。残念無念。どうしたらいいんでしょうか?