2010年06月11日

奈良日日新聞が週刊発行へ 「業務統合」も経営陣は元奈良新聞社のお歴々ばかりなので納得!

 奈良日日新聞社が7月10日付けで日刊紙としての新聞発行を終了し、週刊紙(毎週金曜日発行)へ移行するというニュースが入ってきました。奈良新聞社と営業部門(広告・販売)で業務統合をするとのこと。

 奈良市に本社を置く奈良新聞社(甘利治夫代表取締役)と奈良日日新聞社(藤山純一社長)は10日、営業部門を7月10日付で業務統合すると発表した。奈良日日新聞社は、日刊紙の発行をやめ、週刊新聞「WEEKLY  Naranichi(仮称)」を発行する。同社は日本新聞協会から脱退する方針。
 公称発行部数は、奈良新聞が約12万部、奈良日日新聞が約5万部。業務統合で広告などの売り上げ増を目指す。また、奈良新聞社から奈良日日新聞社へ有料で記事配信も検討する。「WEEKLY  Naranichi」は7月16日から毎週金曜日に8ページで発行する。(毎日新聞 6月10日付)

 新聞社同士の業務提携は印刷や流通のみならず記事配信でもオーソドックスになってきました。でも「統合」って?と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこには一人のキーマンの存在が浮かびあがってきます。

 現在、奈良日日新聞社の取締役相談役に就任している西島謹二氏。同氏は奈良新聞社の元社主(代表取締役会長)を務めた方で、阪神淡路大震災の義援金の使途不明問題が発覚し1995年2月に新聞協会を除名(同年10月に再加入)、辞任に追い込まれた方です。

 その西島氏は2006年9月、前年の11月末で休刊した奈良日日新聞社を復刊させる新会社の役員に就任し、現在も両社に強い影響力を持っているというわけです。
 つまり、奈良新聞社と奈良日日新聞社は社名こそ違えど、「西島ホールディングス」(ちょっと大げさですが)が2つの媒体を持っているため、営業部門での「統合」が可能だということになるのでしょう。
 ちなみに、奈良日日新聞社社長の藤山純一氏も元奈良新聞社東京支社長、論説委員を務めた方です。


 日刊紙として12万部を発行する奈良新聞社は、これまで通り全国紙と部数競争に励むのでしょうが、週刊紙となる奈良日日新聞はローカルネタに特化して日刊紙との併読や、新聞を読まない層をターゲットに売り込むことも考えられますね。しかし、内容や価格にもよりますが週1回(8n)発行だとフリーペーパーの域を超えられるのかどうかがポイントのように感じます。

▽新聞経営にモラルは求められないのか?(小ブログ 2006年10月14日付)
http://minihanroblog.seesaa.net/article/25465399.html



posted by 今だけ委員長 at 22:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ニュース
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