2010年06月02日

着々と進められるNTTの回線契約奪取計画/iPadの利便性はまだ発見できず…

 iPadを入手してから6日目。
 何とか7つくらいの無料アプリをダウンロードして使ってはいるものの、実際には産経新聞(産経ネットビュー)を社内で見せびらかせていることにしか使っていません。後輩へ「これ使って何かできないかねぇ」と問うてはみるものの、「もう新聞いらないっすよね」とか、「新聞社が安価ですべての記事を提供したら販売店はどうなるのだろう?」という危機感の方が先に立っているようです。まぁこのような技術の進歩は小ブログを書き始めたころから予想されてきたわけで、いまさらあたふたしてもこの流れ(紙が全て電子データに取って替わるということではありません)にあらがうことは不可能なこと。それ以上の付加価値を人間が創り出していくのが流通部門のこれからの道なのだと思います。ただし新聞紙に限定しないことが前提です。

 そんなことを思いながら、このiPadは実生活(あくまでも個人的に)に使えるのかどうか、もう少し試してみればおのずと分かってくるような気がしています。いまのところ思った以上に重量感があるので、毎晩布団の中で本を読む当方にとってはあまり使えないかなぁと。
iPadスターティングガイド.jpg マニュアル本(活用術など書いてあるガイドブック)を購入してはみたものの、何かと忙しなくて最初の4〜5ページしかめくれてないので、少しだけハマってみたいと思います。


 連日、新聞紙面でも「iPad」が登場していますが、昨日は(iPad用の)新聞、雑誌を配信するサービス「ビューン」にアクセスが殺到してサーバがダウンするというトラブルがありました。
▽iPad雑誌配信がダウン ソフトバンク子会社、開始直後に停止(MSN産経ニュース6月1日付)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100601/biz1006011843028-n1.htm


(一部引用)新聞や雑誌の記事、テレビニュースなどコンテンツの情報量が膨大でサービス開始直後から使いにくいとの苦情が殺到し、想定したシステム処理能力を大幅に超えたという。1日午後6時現在、サービス再開のめどはたっていない。申込数やアクセス数がどれだけあったかは公表していない。
 ビューンの配信サービスは、月額350〜450円で新聞や雑誌、ガイドブックなど31紙誌を自由に読むことができる。

 週刊ダイヤモンドの最新号(インサイド)に「ドコモの回線『iPad』を使用、NTTがひっそり始める“裏技”」というオモシロい記事がありました。


(一部引用)iPhoneに続いてiPadでも販売の機会を逃したNTTドコモは、夏商戦向けの商品販売会のタイミングに合わせて、ひっそりと「定額データプラン」の新規申し込み料金割引キャンペーンを開始した。既存の契約者と新規の契約者に大幅割引を提供するというものだが、同時に“秘密兵器”になる新商品の取り扱いを明かしていた。
 この秘密兵器は、NTT東日本の子会社で、無線ネットワーク全般を扱う技術系企画会社のNTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)と機器メーカーのバッファローが開発した「小型中継機」(PER)である。これを使うと、NTTドコモの3.5世代携帯電話網(HSDPA規格)と、全国各地にある公衆無線LAN(Wifi接続)のいずれかの電波をキャッチし、状況に応じてネットワークを切り替えられる。外出時でも在宅時でもシームレスに通信ができるのだ。いうなれば、モバイル端末を軸とした「移動体通信と固定通信の融合」を先取りする技術なのだ。・・・現時点でも、PWRを介せば、iPadのWifi接続でNTTドコモ回線につなぐ非公式の“裏技”があるのだ。NTT陣営は、静かにグループとしてソフトバンクから回線契約を奪い返す準備を始めているのである。

 さすがガリバー企業のNTT。三公社(国鉄=現: JRグループ、専売公社=現: 日本たばこ産業、電電公社=現NTT)のひとつとして、すべてのステージで出遅れるもその潤沢な資本力で巻き返しを図ってきますね。
 「孫さん ガンバレ!」と応援したい気持ちなのですが、ユーザーにとって利便性のあるものが生き残る(特に技術系は)ということになるのでしょう。

posted by 今だけ委員長 at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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