ひとつは表紙にある「気になる新聞広告」と紹介されているヤマト運輸の広告。「クロネコ30年浪漫」と銘打った広告の解説には「先輩のセールスドライバー(配達員)が、後輩のセールスドライバーを指導する場面を挙げて、宅急便が30周年を迎えたという内容がつづられています。荷物の送り主・受け取り主以外のお客様を思うことが、サービスの根底でモチベーションを高める要因になっていると感じられます。日常的な風景から宅急便が生活に浸透していることをあらためて印象付け、ヤマト運輸という企業の、そして宅急便が持つ社会的使命に対する意気込みを感じさせる広告です」とあります。
流通業は人力という形のないものを売っているわけですから、イメージで伝えることが大切なのだと思います。プロが創るのでしょうけれど上手です。
二つ目が、特集!今年の新聞広告予測「広告会社アンケート」結果です。@景気の見通しは、7割以上の会社で「良くなる」と回答A広告主企業の業種・出稿見通しは、五輪、サッカーW杯開催で「家電・AV機器」に期待感Bナショナル・ローカル・広告案内の動向は、案内広告は改善、ローカル広告は減少を予測C媒体別の総広告費は、新聞は微減、インターネットは大幅な伸び見込むD広告効果/新聞広告の特性は、高度な広告効果測定を摸索する広告会社―。
新聞広告の方向性は「信頼性」の維持なのだそうです。「インターネット広告が勢いよく伸び続けているが、信頼性ということでは、まだまだ新聞が圧倒している。今後、インターネット広告と新聞広告の間に必要なのは『融合』ではなく、『連動性』だ」とあり、クロスメディアへの対応を新聞界あげて取り組むべき課題であるとの認識があるようです。
広告収入の比率が高い新聞社ほど広告の動向が気になるもの。電通をはじめ広告代理店の割り振り(企業の年間総広告費をメディア毎に配分するのは代理店)如何によって新聞社の経営が左右することもあり得るのです。だから新聞社はその指標として部数を下げられないのです。部数が下がる=シェアが低いメディアを使おうと思いませんから…。だから「押し紙」が増えるんです。
「無駄が金を生む日本のシステム」なかなか正せません。
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新聞広告のステイタス性はかなり高いと思います。松下電器の「温風ヒーター・お詫びと回収」でも、かなり新聞に広告を打ちましたからねぇ。
最近、広告の方とお話しをすると「紙面上でもっと遊びの要素を取り入れた広告」のアイディアを求められているとかで…。でも新聞で「週刊大衆」(ノーパンしゃぶしゃぶ?)などの風俗事情を掲載する雑誌の広告もありますからねぇ。