2010年03月02日

【備忘録】原口大臣の(チリ大地震による津波情報)ツイッター中継

 メディアのクロスオーナーシップの是非を問い、既存メディアのあり方についていろいろ言及(まだ何をしたいのかわかりませんが)をはじめた原口総務相。
 野党時代はテレビへ出ずっぱりで人気を博した原口さん。メディアの活用は熟知されているのでしょう。その原口さんが、ツイッターでチリ大地震後の津波情報を国の災害対策情報に先駆けて発信していたことが物議?を呼んでいるようです。


▽津波関連情報をツイッターで発信…原口総務相(読売新聞3月2日付)
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100302-OYT8T00760.htm


 今だけ委員長も原口さんをフォロー(注)しているのですが、きょう現在で56,186人からフォローされています。
 56,186人のツイッター利用者は原口さんの“つぶやき”を読めるわけですが、「閣僚の“つぶやき”(書き込み)はすでにつぶやきの域ではない」と、公人としての許容範囲を問うような問題提起をメディア側(特に新聞)がしているようです。
 それに対して原口さんは以下のようにツイッター上でつぶやいています。

原口.jpgkharaguchi
記者会見で私のツイッターによる災害対策情報提供について記者の1人よりなりすましの危険もあり不適切ではないかと質問がありました。 全くそのような認識を持っていないと回答しました。国会議事堂内会見だったためインターネットで流れていませんが会見内容を開示します。

原口.jpg

kharaguchi
情報通信、紙媒体、電波…全てのメディアに対して政府は、平等・公正な姿勢で接するべきと考えます。枝野大臣らと政府広報や記者会見の持ち方などについて時間を作って話し合いたいと思います。
(このつぶやきは完全にマスコミへブラフかけてます)

 閣僚の発信が個々人へダイレクトに伝わることの是非は、受け取る側のリテラシィーの問題も含めて慎重に考えたほうがよいと思っています。世論誘導(よくも悪くも)に使われる可能性は否めませんからね。
 一方メディアの側も個人がメディアを有する時代にあって、そのような問題意識よりも記者クラブを含めた「メディアの中抜き」への懸念を主張するならば、それは既得権を盾にした「言いがかり」でしかないという気がします。

 さて、この顛末はどうなるか。

【追記】3月5日
 上杉隆さんのコラムはキレがよくて読ませますね。原口大臣のツイッター問題の件は、こういう背景があったことを知ってから紙面を見ると「なんじゃこれ」となりますね。

▽呆れた言論封殺に、姑息な見出し変更/日本の新聞に未来などない!
http://diamond.jp/series/uesugi/10116/



posted by 今だけ委員長 at 19:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
腐敗した民主党の原口一博のツイッターなど一万人に1人も見ていない。本人かどうかも情報の信憑性も分からない。
津波情報は気象庁が発信するもの。大臣がお遊びでつぶやくものではない。
原口一博は組織や危機管理に関する理解が皆無。大臣失格。
Posted by 原口一博の非常識 at 2010年03月04日 10:12
原口一博の非常識サマ!コメントありがとうございます。

この問題(というほどのものでもありませんが)を整理した「ニュース・ワーカー2」のブログを参照され見てはどうでしょう。
▽原口大臣の津波ツイートと「マスメディア報道の可視化」
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20100303/1267573940
▽原口大臣「津波ツイート」会見詳報から読み取れること〜記者もツイッターやってみたらいい
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20100304/1267660723

上記のブログへのコメントも読みごたえありです。(引用します)
K 2010/03/03 11:06
「それ」は、「大臣の職にある者」が「個人的に」「Twitterで」やるべきことか、やっていいことか… という最も大事な部分を誰も追求しないのが最もオカシイこと。

「説明責任」という耳障りのイイ言葉に騙されてはいけない。国民への周知徹底は「すべきコト」であるのは疑う余地のないことだが、大臣が各々個別に全てのことをやるべきなのか?
…できるわけがない。
そのために国がやるべきコトを実施する組織・機関があるのだ。その「組織に実行させる」のが大臣の職務。個人行動をとることが大臣の職務ではない。

「全ての媒体」…!? Twitterでつぶやけば、全ての媒体を網羅したことになるとでも???
ソレより何より、そもそもTwitterなんて、そういう利用目的のものではないでしょう。個人の勝手なツイート=つぶやきの場でしかないのだから、それは個人の時間ですべきこと。

「目的」と「手段」、「職責」と「職務」、「公」と「私」 これらの見境をつけられないことこそが問題なのです。
なぜそんな最も基本的で簡単なことに気づかないのかが不思議でならない。


ぺれ 2010/03/03 12:24
kさんは公務員みたいな考え方ですねぇ。。
Twitterでつぶやけば、情報を得る機会が単純に増えるのだと思います。


ぽれ 2010/03/03 14:00
今は過渡期なんでしょうね。
今後さらにtwitterが定着していけば、大臣自身が災害状況をツイートすることはなくなり、役所の担当の人がツイートすることになると思います。

「全ての媒体」とは、ここではたぶん災害状況を周知させるのに使える媒体全部のことで、twitterを使えば全部の媒体を網羅できるという意味ではないと思います。

しかし、大臣が個人のアカウントでツイートするのはスタンドプレー気味ですね。災害報道用のアカウントを用意して、それを総務省のWebページと原口大臣のアカウントなどで紹介するのがベターだったのでは。


saitotei 2010/03/03 14:28
kさんの意見には、信念が伺えるけれども誤解も伺えるように思います。
川や海に出かけている人が全て新聞、TVを見ているわけではありません。
自治体の人たちが一生懸命拡声器などで伝えたとしても、全てを網羅できるかどうかは分かりません。
またもちろん、「Twitterがそれ以外の媒体として残りの全てを網羅している」と原口大臣がおっしゃっているわけでもないでしょう。

大事なことは、形に囚われることではなく、あらゆる手段を使ってでも、被害に遭う人を減らそうと努力することではないでしょうか。
たとえそれが一人であったとしても、Twitterを見て助かったという人が居るのであれば、それで良いのだと思います。
数の上では一人でも、その人、その周囲の人にとっては代わるものなどない一生です。

同様に。
騒ぎすぎだと非難する人もいますが、人はすぐに油断する生き物だということを、もっと考えるべきではないかと思います。


tomonagakoji 2010/03/03 15:52
Kさんは何か大きな間違いをされているのではないですか。
あなたがおっしゃっているのは大臣として職務上知りえた情報を漏洩する行為に当たると思ってらっしゃるのでは。そうであるならこの場合はそれに当たりません。たとえtwitterユーザだけが総務大臣のつぶやきを聞いたこで津波被害に遭わなかったとしてもそれは良いことです。少しでも被害者が少なくなることは意味があります。そういう意味で情報発信の方法がもっと多様であるべきという原口大臣の主張は非常に正しいと思われます。
また、国民は等しく情報を取得する機会を有する、「情報取得機会の平等」という立場から批判されているのであればそれは新聞やテレビ、ラジオのみが平等性を持っているという既存メディア側の一方的な思い上がりに毒されているのではないですか。
既存メディアにおける情報がいつも正しいわけではなく、誤報、捏造事件が多く発生していること戦前の報道から考えると政府発表としながら必ず国民のためになる情報とは言い難いのです。昨今の新聞・テレビ報道などは全く国民からの信頼などを受けるに足る報道が行われているとは言い難い。したがって、多くの情報から国民は取捨選択して情報を吟味する必要があるのです。そのことがネットメディアに大きく期待されていることなのです。できるだけ生の声、生の情報を入手することで間違いない方向を見定めていく知力と判断力を国民は持たなければなりません。


t_mro 2010/03/04 10:22
ぽれさんの意見に賛同します。twitterは災害時に有用なメディアとして可能性を秘めていると思いますが、大臣自らが津波情報が更新されるたびに細かくツイートするのは感心しません。他にいっぱいしないといけないことがあるでしょうから。といっても大臣自らが発言することの波及効果は大きいので、警報発令直後に避難を呼びかけるとか、ぽれさんのおっしゃるように公式web siteに誘導するなどがよいのでは無いかと。

Posted by 今だけ委員長 at 2010年03月04日 13:13
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