14日のエントリーで「トヨタの対応…」について書きましたが、ようやく重い腰をあげたようです。
皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけしましたことを
心からお詫び申し上げます。私どもトヨタ自動車株式会社は、国内で販売しておりますプリウス、プリウスPHV、SAI、レクサスHS250hの4車種のリコール届出を2月9日に国土交通省に提出いたしました。一日も早く全車改修を完了できるよう全力で取り組んでまいります。(一部引用)

でもトヨタには頑張ってほしい。トヨタの「カイゼン」の精神は、時に命を預かる自動車産業には欠かせないものです。トヨタ系列の企業に勤める知人は皆素晴らしい方ばかりだし、経営陣の対応の遅れによって懸命に働いている人たちまで信頼を失うようなことはあってはなりません。
「同族経営というか、オーナー企業によくありがちなこと」と連絡をくれた森内豊四さんは、「気う使うべきは、トップに対してでなく顧客に対してですが、取り巻きはよく間違うもの」と指摘します。
誰に気を使い、誰を向いて仕事をするのか…。
評論家の佐高信氏は著書の中で、「自己保身のために社畜になり下がる人が多い企業はいずれ崩壊する…」と評します。
この言葉をかみしめたいと思います。
その成れの果て?ともいえるのが会社を動かす役員さんたちということになるのでしょうね。どの社もそうでしょうが、弊社も関連会社を含めて記者OBが居座り続ける現状に唖然とします。(無限の可能性を秘めた)新人採用を抑制しながら、執行役員制度を導入するでもなく、OBの厚遇だけを続ける姿に、業界を変える、会社を振興させる、未来を創るといった気概を感じ取ることはできません。あ、最後は愚痴になってしまいました。長文で失礼いたしました。
>会社全体が家畜化していくようで…
そうあってはいけないと思う反面、そのチェックを誰が行い治療するのは誰なのか。それが問題。どの新聞でも「戦時下の大本営報道の反省に立ち…」と紙面では主張していますが、無意識のうちに「これくらいイイか」とか「広告に頼まれたから大目に見るか」となっていくのは世の常。普通の企業よりもチェックが利いているとはいえ、組織ですからいろいろな人もいるし、歯向かえない権力も社内にはあるはずではないでしょうか。そうするとやはり労働組合がそのチェックする役割を担わなければいけないのだと思います。個人でやれることって組織のなかにいると大したことできないと、私自身痛感しています。
最近、きれいごとをいう人こそ自己保身のためにだらしない先輩を守っているのだと感じます。先輩にこそ厳しくものを言える。それが(新聞社が)軍隊式であっても民主的な職場であると思うし組織が活性化するのだと思います。がんばりましょう!