2010年02月01日

ターゲットに合わせて具体的な活用方法を示すことが必要

 きのう、フジテレビ系列「エチカの鏡ココロにキクTV」で、ヨコミネ式教育方法の特集が放送されていました。
 幼児教育の第一人者として紹介されていた横峯吉文氏は女子プロゴルファー横峯さくらさんの叔父さんだそうで、「天才は10歳までにつくられる」との教育方針から、読み書き、計算、体操を取り入れた「ヨコミネ式」幼児教育を自ら理事長を務める保育園で実践されています。


 私はこの番組ではじめて「ヨコミネ式」を知ったのですが、嫁からは「この番組でヨコミネ式を特集するのは今回で4回目。幼い子を持つ親の間で話題になっているんだよ」とのこと。


 番組では子供たちが新聞を見ながら何やら書き写している場面が。新聞から興味や関心を持った記事をノートに書き写すことで簡単な文字から覚え始め、卒園する頃には小学低学年程度の漢字をマスターするのだとか。書き写しながら分からない言葉があると辞書でその意味を調べます。そして新聞紙面を通じて社会の動きを理解していくというのです。


 究極のNIE教育ではないでしょうか?新聞の活用のされ方って意外とあるものですね。それを業界の人たちは知らないし、活用しきれていないのかもしれません。

 2011年度から小学校の新学習指導要領に新聞の活用が取り入れられます(中学校は2012年度)が、新聞を読むことが言葉の意味を理解させ社会の動きを知ることにつながるのだと思います。それも個々が所有するタブレット型の電子メディアではなく、家族で読み回せる「紙」の新聞にこそ価値がるのではないかなぁと。
 何の根拠も示さずに「新聞はためになる」ということだけで購読を勧めてもなかなか響かないもの。しっかりターゲットを絞って(ヨコミネ式のような)その活用法を説明することが重要なのだと思います。


 テレビで放映された横峯氏へのインタビュー(育児教育/幼児教育blogより引用)


▽なぜ新聞を教材として使っているのか?
横峯
「小学校では学年ごとに覚える漢字が決まっている。あれは大人が勝手に決めたことなんですよね。子供のことを考えていないんですよ。子供達はもっと学びたいんです。30分の書写を毎日続けていく事で1年間に5〜600個の言葉を自分の力で身に付けていってます」
▽新聞の書き写しは子供の成長にどう影響するのか?
横峯
「新聞を書写することで今、日本や世界で起きている環境問題、社会問題、国際問題とかいろんな情報が子供に入ってきますよね。少しずつ社会を知っていってるんですね。だから小さい頃は『ウルトラマンになりたい!』とか言っていた子供も徐々に世の中に即した将来の夢を自分で考えられるようになっていくんですね」
▽将来の夢は?(子供たちへインタビュー)
子供
「日本の医者は少ないとか医者不足になっているのを聞いて、医者になって人をいっぱい助けたいです」
子供「助産師です。自分が生まれる時たくさんの人達や助産師さんに励まされて生まれてきた事を知って、自分も生命の誕生に立ち会う仕事に就きたいと思いました」
子供「保健師。(何故?)人を助ける仕事をしたいから…(何で?)おばあちゃんが亡くなった時に何もしてあげられなかったから…」

 昨年5月に放送された「ヨコミネ式教育」の第1回特集

posted by 今だけ委員長 at 21:18 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
何の色もついてない、ストレートニュースなどどの新聞にのっているのですか?
新聞を売るためにまだまだ判断力の無い子供を洗脳しようなど、たちが悪すぎる。
新聞以外でもそうだけど、子供をダシにするのはやめてもらいたいものです。
Posted by 憤り at 2010年02月02日 23:09
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