2009年12月17日

ウェブを使った定期購読者囲い込み策/北日本新聞が1月からウェブ新聞創刊

 来年1月から夕刊廃止に踏み切った北日本新聞社がウェブ新聞を創刊というニュース。


 富山県に本社を置く北日本新聞社は、2010年1月1日にウェブ新聞を創刊する。サイトを紙の新聞の補完ではなく速報性のある情報発信の場と位置付け、朝刊に先がけて県内や全国、海外のニュースをいち早く掲載するという。
 ジャンルは「ニュース」「スポーツ」「くらし情報」の3つ。紙面に掲載しない写真やグラフのほか、店舗やレシピ検索など、紙の新聞にはないコンテンツも提供する。朝刊の紙面画像も掲載するという。また、電子スクラップ機能も用意し、利用者が気になった情報をためておけるようにする。
 創刊当初は無料で公開し、誰でも見られるようにするが、一定期間後は会員制に移行する。朝刊購読者は無料でIDとパスワードを取得でき、全てのページと機能を利用できる。県外や海外など配達区域外に住んでいる人は、有料の特別会員になることですべてを閲覧できるという。ただし、全国/海外ニュースや一部の生活情報は誰でも見られるようにするとのこと。


 有料の電子新聞は、産経新聞が展開している産経NetViewや東奥日報の「東奥日報電子版」などが先行していますが、定期購読者には無料で、未購読者や配達区域外に住んでいる人は有料で閲覧できるというシステムを採用するようです。

 「ウェブファースト」の要素を取り入れながらも、ジャンルが3つというあたりを考えると、これまで夕刊に掲載していたコンテンツ(地域ネタ)をウェブ新聞に載せ(夕刊廃止で人員も余剰になるはずですから)、さらにウェブの機能を効果的に活用(紙面に掲載しない写真やグラフのほか、店舗やレシピ検索など)した、「紙」新聞の定期購読者維持策ではないかと思います。
 ネット新聞(コンテンツの配信)で利益を上げようと考えるのであれば、「購読者は無料」とはしないはず。必ずそのサイトはウェブ上に流失しますから…。県内で起きた速報であっても47NEWSには配信しないのでしょうね、たぶん。

 猫手企画さんのブログで「これからの新聞はウェブ新聞を見るためのチケットになるのか」とコメントされていますが、“紙面にないコンテンツも提供する”のであれば、定期購読は止められませんね。コンテンツの内容にもよりますが…。

 現在のホームページをやめて立ち上げる北日本新聞のウェブ新聞。日経の電子新聞と合わせて来年の目玉になるか注目したいところです。

▽ウェブ新聞創刊のお知らせ/北日本新聞社http://www.kitanippon.co.jp/info/webunstart.html



posted by 今だけ委員長 at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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