2009年12月11日

備忘録:西日本と佐賀が輪転機貸借合意/朝日放送と朝日新聞が提携強化

 恐竜も動かざるを得なくなったのか…。

 相次ぐ提携にホールディングス化。新聞産業はかつて経験したことのない混迷の時代に立ち向かっています。その動きの速度や方向性の成否については、米新聞界との比較だけでは済まないと思います。一番心配しているのは業界内部の人間であることは間違いありません。
 良質のジャーナリズムを守るために経営問題は無視できません。がんばりましょう。

【備忘録として】
西日本新聞と佐賀新聞が輪転機貸借で基本合意
(産経ニュース 2009-12-10)
 西日本新聞社(福岡市)と佐賀新聞社(佐賀市)は10日、西日本新聞社製作センター(福岡市)の輪転機1セットを平成22年4月から23年3月まで佐賀新聞社に貸与することで基本合意したと発表した。競合関係にある新聞社同士が印刷で協力するのは、災害時の相互援助協定などを除けば異例。
 発表によると、西日本新聞社は経費削減策の一環として製作センターに現在7セットある輪転機のうち1セットを22年4月から休止する予定だった。一方、輪転機の更新時期を迎えていた佐賀新聞社は本社にある現在の輪転機と新しい輪転機を入れ替えるまでの間の代行印刷先を探していた。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091210/biz0912101805028-n1.htm


朝日放送、朝日新聞社と提携強化で合意 株式を相互保有

(アサヒコム 2009-12-10)
 朝日新聞社(秋山耿太郎〈こうたろう〉社長)と、関西を基盤とする朝日放送(渡辺克信社長)は10日、新しい事業提携の枠組みについて合意した、と発表した。厳しさを増すメディア間競争を勝ち抜くため、提携によって経営基盤を強化するとともに、共同取材や人的交流の拡大、関西文化を発信する事業でのタイアップなどを進めていく。
 広範囲の提携の基礎とするため、朝日放送は、朝日新聞社の村山美知子社主が所有する朝日新聞社株式のうち、発行済み株式総数の2.31%に当たる7万4千株を同日取得した。取得額は約35億円。朝日新聞社は朝日放送株の約15%を保有する筆頭株主だが、これまで朝日放送は朝日新聞社株を保有していなかった。今回の取得で両社は株式を持ち合う関係になった。
 両社は同日付で、両社社長を共同委員長とする「協業推進委員会」を設けた。その下に、「報道」「スポーツ」「文化事業」「ビジネス」という四つのワーキンググループを置き、具体的な協業内容を詰めていく。
http://www.asahi.com/business/update/1210/OSK200912100084.html
posted by 今だけ委員長 at 18:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ニュース
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