新聞崩壊
著者 J-CAST編集部(株式会社ジェイ・キャスト)1,500円
小ブログでも紹介した「ネットメディアJ-CASTニュースも『新聞崩壊』の連載だそうです…」がアナログ出版され、きょう自宅に届きました。
本書は、J-CASTニュースが2008年12月30日から2009年1月13日まで、連載した「新聞崩壊」の記事本文と、各記事に寄せられた読者コメントを再構成されたものです。きょう発売というか、限定販売という案内につられ注文したもの。ネットでは“タダ”で見れるのに…。
私が投稿した「読者コメント」もしっかり載ってました(汗)
本書の表紙にこんなことが書かれてあります。
日本の新聞社が一大危機を迎えている。
広告激減に部数落ち込み。
そして、なにより読者からの信頼が揺らいでいる。
新聞は崩壊してしまうのか。
連載インタビューで「新聞が抱える問題点」を
様々な角度から浮き彫りにする。
表紙下に、J-CASTニュースセレクション@とありますから、ジェイ・キャスト社ではネットでの連載をアナログ(書籍)に落とし込んで販売収入も稼ごうというわけですね。ネット媒体も広告だけではビジネスとして成り立たないのでしょう。なんだかんだ言っても「紙」は強いですからね。
12の記事に対するコメントも一緒に掲載されているのですが、一番多かったのが(50コメント)、「押し紙」問題を取り上げたフリージャーナリスト黒藪哲哉氏のインタビュー記事でした。「押し紙」問題について、市民の関心は高くないと思っているのは新聞業界人だけかもしれませんね。
※一部引用します。
押し紙の数字に驚きです、新聞は日ごろ環境問題とか格好つけているクセに環境に優しくないんですね。
これからは新聞をやめてネットオンリーにすることが環境に優しい。
東京で10件以上の新聞販売店(A社とY社)で働いているけど、押し紙は3〜5%でしたよ。まあ1軒だけ2割のとこありましたけどね。
きちんと取材してるんですかね?
独禁法違反な行為がなんで平然と行われているのでしょうか。
公取はなぜ動かない?
「料金いらないので配達させてください!」というケースもあるので、押し紙以外に「捨て紙」もあるのでしょうね。
うちの場合は聖○ですが。
「部数が多いことは紙面広告を取る際に有利」
って指摘が文末じゃ、ぬるいよね
コンビニでバイトしてました。
講談社の雑誌・単行本は、売れなくてもメチャクチャな部数配達されてました。
一時期はたしかに相当数売れる時期もありましたが、ピークを過ぎても同じ数だけ配達してきます。
あれも押し紙と同様なのでは?と思いました。
記事を読んでよ〜
裁判所が「ウソの実配部数報告」を認めてるんだよ。
書類上は3%〜5%でごまかしても、裁判所が見抜いてくれたんですよ。
>4さんはアルバイトだから内緒にされたんです。公然の秘密で、バレたらまずいから短期のバイトには教えないでしょう。
>4
水底を見て来た顔の小鴨かな
取り次ぎ通して返本できるので「押し紙」とは事情が違うんじゃ?
コンビニの場合買い切りなの?
大手新聞3社が立ち上げた、あすてらすとかいう意味不明のニュースサイトを見たとき、新聞の時代は終わったと実感しました。
しかし紙媒体である新聞が重要な情報源だった時代は長かった。(嫌味じゃなく)本当に今までお世話になりましたと言いたい。
これから新聞社が情報配信業として生き残るには、全く新しい挑戦をするしかないと思います。
今の経営陣の方々はどうかと思いますが、社員には優秀な人材が揃ってるはずなのだから、この先頑張って欲しいです。
配達店ってその地域を配達していいよって任されるんだよね。販売店の権利みたいな感じで。
何十年も親子何代か続いて新聞配達をする。
アルバイト雇えば集金の計算するくらいの仕事で済むしお金はあるみたい。
販売店の弱みは新聞社にその地域は別の人にするよって言われるのが怖い。
押し紙は2割くらいあったよ。都内だが。
オフィス街はチラシ少ないから押し紙ができないというか拡張もままならないからなぁ。
押し紙って新聞社のさ経営手段のためとはいえインク、紙、ガソリンの浪費がほぼ毎日あるからな。
資源のない国でする仕事の仕方じゃないよね。
ひでえ話だな、おい。こりゃあ、完全な労働搾取じゃねえかよ。
社会正義のためにも、この一連のお正月企画は連載として定期化してもらいたいもんだな。
実にケシカラン収益構造だ。
それはともかく、個人的にはこの頃J−CASTが社会派の取材をヤリ始めた事が非常にブキミなんだがなw
質問も的確だし、企画の下調べや仕込みもちゃんとやってるしw
そうだよ、2chでセコいネタを集めるだけのデバ亀じゃなくて、こういう野次馬ならどんどんやればいいと思う。
>取り次ぎ通して返本できるので「押し紙」とは事情が違うんじゃ?
>コンビニの場合買い切りなの?
仰るとおり返本出来ます。
ですから、返本されたモノが販売数から本当に引かれていたのかな?という疑問です。
よく単行本の帯に「累計○○万部突破」とかでてますが、返ってきた数を引いた実数なんでしょうか。
単行本はまだしも、雑誌はもっとやばそうな。
ちなみに新聞も雑誌も、店舗は送り込まれるので数の調整がまず出来ませんでした。70来て30余るマガジンが、また次の週70来る。他社の雑誌は個数調整されるのですが、講談社だけは70をキープ・・・
今はどうなっているかわかりませんが。
15年前に新聞奨学生をやってた私が来ましたよ。
私は新宿で1年、渋谷で2年働きましたが大体記事の通り2割が梱包そのままでしたね。
細かい名前も出せますが、特定されると困るのでそれは勘弁と言う事で…w
バブル期でそれなんだから現在3〜4割ってのはまず本当でしょうね。
しかしまあ報道する側だとどんなにひどい実態でも全く報道しない事が可能なんだからそりゃ業界全体が腐りますわな。
>10さん,11さん
私は店長もやっているので内情には詳しいですよ。
勿論本社に提出する書類も私が作成していますしね。
>実際にどの程度が押し紙なのでしょうか。
黒薮 全国的なデータはありません。個別の販売店を取材してきた私の推測では、おおむね3〜4割は押し紙だとにらんでいます。
黒薮氏自身が語られてるとうり、これはあくまで黒薮氏の推測です。
私は本社による押し紙の存在は否定しませんが、あまりにもセンセーショナル過ぎる記事だと思います。
普段不祥事や組織内での事実の隠蔽が発覚すれば、
鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てるマスコミは、
自分達の業界の偽装に関しては問題意識すら持たないのでしょうか?
こんなんだから赤字なんだよ。
>4
>東京で10件以上の新聞販売店(A社とY社)で働いているけど、押し紙は3〜5%でしたよ。まあ1軒だけ2割のとこありましたけどね。
>4さん
>20さんも言う通り「詐欺」
だと思いますが。
「詐欺」だと思いませんか?
3〜4割と言う事は
Y社400部捨ててるんですよ
A社300部捨ててるんですよ
裁判で「詐欺」認めてるでしょう
減っているのは確かだろう。 2009/1/ 2 12:13