マスコミによって過度に報じられたライブドアの粉飾決算疑惑などにより、同社関連企業の株が大量に売られ、市場のあらゆる銘柄に飛び火、かなり株売り注文が殺到したようです。日経平均株価も一時700円あまり急落するなど不安定な状況のまま全面停止。
昨年末から好調(実感は全くありませんが)だった株式市場が、逆戻り(実態に即したと思いますが)をする可能性は大きいようです。
少ない資金で、簡単に自宅のパソコンから売り買いが出来るようになった株式売買取り引き。ゲーム感覚で「株」の世界にのめり込む主婦や学生が増加しています。会社員も退職金の確定拠出型(401Kなるもの)導入によって、仕事中にピコピコと株価をチェックしている人も少なくありません。
IT企業の急成長が、株の買占めによる企業買収であったり、村上ファンドの儲け術などを大々的に報じるマスコミの影響力が、株取り引きを大衆化させたといえます。自己責任のもとで運用している分には良いのでしょうけど、「株」絡みの事件や事故が起きないことを切望する限りです。企業の盛衰というよりも「株ギャンブル」によって、その企業の従業員の生活までも影響するわけですから。
株式市場は、すでに株の運用というレベルではなく、手軽にやれるギャンブルと化しているように感じます。それで良いのならいいのですけどねぇ…
自分だけが良くなればという妄想を抱いてマネーゲームに奔る人達に「生きることって大変なんだよ」って気づいてもらいたいです。