「読売新聞とウォール・ストリート・ジャーナル紙が提携」というニュースが入ってきました。
おととし、ルパート・マードック氏が率いるニューズコーポレーションに買収されたダウ・ジョーンズ社が発行するウォールストリートジャーナルと読売新聞が業務提携を発表。
同紙は米国で第2位の発行部数(170万部)で、経済紙として世界的な影響力を持つとされています。提携内容は、3月から読売が同紙の解説記事やコラムなどを翻訳し、第1、第3水曜日に解説面で掲載。日本国内で販売する同紙アジア版を読売が印刷して、東京、大阪、名古屋などの販売店を通じて配達されるようです。
フジサンケイビジネス・アイが昨年、ブルームバーグ社と記事配信の提携をしましたが、米国メディアの日本進出(単独ではなく提携という形でしょうか)に拍車がかかりそうです。
日本のメディア(特に新聞)は言語(日本語)に守られているから、英語圏のメディアが進出することはないだろう―と言われてきましたが、グローバル化する社会の中で「自動翻訳システム」(ポータルサイトの無料サービスも充実してきました)の技術も進んでいるとか。
業務提携はANYだけではなく、海外メディアとも行われていくようです。果たしてどの程度の需要があるのかは未知数ですが、まず新聞を読んでもらわないことには…