2008年12月29日

来年のメディア展望  右往左往することなかれ!

 今年も残すところ3日となりました。
 個人的には先月29日に第1子(女の子)が誕生し、人並みに(たぶん)パパ業がプラスオンになったため、まだページをめくれていないメディア関連の本が増えてしまいました。このブログでも紹介したい本がたくさんあるのですが、この正月休みに何本書けるか(読めるか)は微妙…子守りをしながら「読書な正月」もイイかなぁと。


 12月に入っていつもチェックしているブログなどを拝見していると、「今年のメディア界(特に技術部門)には何の旋風は吹かなかった」というようなことが結構取り上げられています。技術というか仕掛けというか、ネットで金儲けをしようとメディア企業も躍起になっているように映りますが、新しいブームも起こせずに「ネットもそろそろ飽きてきた」という停滞感が漂っています。

 日経メディアラボが24日に発表した「2009年メディア予測」では、利用者にとってインターネットは「息抜きの場なのに息苦しい」存在になっていくと分析しています。さらに今後は、より居心地の良い環境を求めてネットサービスを使い分けたり乗り換えたりする人が増え、新たなヒットサービスが生まれにくい状況になる―と2009年以降のメディア界を予測しています。
 ミクシィなどのSNSは「誰かとつながっている」という心地よさや情報を共有している(仲間外れではない)という安心感のようなものが好評でした。しかし、だんだん息苦しく感じているということは「仮面を被った表面的なつきあい」では長くは続かないし、リアルに勝るものはないということだと思います。


 もうひとつ来年のメディア展望として、時事通信の湯川鶴章さんが、自身のブログで「
メディアの変化は無視して広告主周辺の技術革新に注目すべき」というトピックスを書かれています。「メディア企業や広告会社は、消費者向け技術よりも広告主向け技術により注目すべきである」と述べ、なかでも注目すべきはソーシャル広告であり、メディア企業はその技術が機能するようなメディア環境を作るべきであると解説。コミュニティビジネスに注力することがメディア企業の唯一の進むべき道であると提言しています。


 それぞれの専門家が将来の展望を示されることはとても勉強になります。しかし、それに右往左往しすぎて自らの
コアコンピタンスを見失ってはいけないと思います。生活者の気持ちは常に変化しますが、その人たちにさまざまな「価値」を提供して気持ちをつかむことが出来ればイイわけです。難しいけど…
 これまでの付加価値って販売店レベルのものが多かったわけですが、これからは総力戦じゃないとダメなんだと思います。内部の綱引きをしている場合ではないし、定期購読者(新聞は読まれていますが)は間違いなく減っているわけですから。



posted by 今だけ委員長 at 01:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
 今だけ委員長様、いつも私たちに大きな価値を与えてくれるブログをありがとうございます。今年もよろしくでーす。

ネットがある意味「息抜きの場なのに息苦しい」ことは私もここ数年感じているところであり、「価値づくり」という言葉にビビビと反応してしまいます。

そうした議論ができる人々とフランクに議論できる場所づくりが最大の人間らしさではないかと思います。

いろいろと焦燥感がありますが、多くの方と語り合っていく空間づくりのために、これからもお願い致します。
Posted by わかばやしく at 2009年01月04日 14:46
わかばやしくサマ
コメントありがとうございます。そして今年もよろしくお願いします。

別ブログでも書いたのですが、“この産業が、どうやって生き残るか(how)ではなく、どのような価値(what)を提供して、誰(who)と誰から対価(return)をもらうか”ということを日々の活動の柱に据えるべきだと考えています。言葉でいうのは簡単ですけれど、人って何かしらのきっかけがあれば同じ方向に進んでいくものだと思います。
私にとって、そのきっかけを作ってくれたのがわかばやしくサンであることは間違いありません。やれるところまでやってみましょう。人は成功するために努力や工夫をするけれど失敗することを考えては何もできません。何もしない人間は価値がないと思っています。
がんばりましょう!
Posted by 今だけ委員長 at 2009年01月05日 16:42
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