福島の建設業者を対象にネット配信されている“市民と結ぶネットマガジン”建設メディア「MEDIA」の10月7日付けコラムで紹介されていました。このコラムを書いているのが、建設メディア顧問で元福島民報専務編集局長だった星一男氏。
「夕刊の廃刊が相次ぐ」という見出しで、来年2009年2月に南日本新聞(鹿児島)が夕刊をやめることがほぼ固まった―という内容のことが書かれてあります。知人にさっそく確認をしたら「そのようだ」とのこと。
今年に入って夕刊を廃止した新聞社は、毎日新聞(北海道地区)、秋田魁新報、夕刊紙の名古屋タイムス。そして地方紙でも経営状況が比較的よいと言われてきた南日本新聞までが夕刊廃止に踏み切るという状況です。
自分自身を元気づけるように「可能性」という言葉を使って息巻くものの、ちょっと疲れてきたかなぁ…
【追記】
南日本新聞は完全セット販売ではなく、鹿児島市内を中心としたエリアで夕刊を発行。発行部数は朝刊部数(40万部)の6%程度。料金はセット版が3567円(1カ月)で、朝刊のみが3007円なので単純計算をすると毎月560円で夕刊が宅配されます。
◆ ◇ ◆ ◇
読者の皆さまへ 夕刊を来年2月末で休刊します
( 12/1 付 )
南日本新聞社は2009年2月28日(土曜日)付で夕刊を休刊いたします。読者の皆さまに長年にわたり親しんでいただいてまいりましたが、夕刊を取り巻く環境は厳しさを増し、これ以上発行し続けることは困難と判断いたしました。まことに心苦しい限りですが、ご理解を賜り、引き続き南日本新聞朝刊をご愛読いただきますようお願い申し上げます。
ライフスタイルの変化、メディアの多様化などに伴い本紙夕刊の発行部数は漸減し約2万3000部となり、広告収入の減少も続いてまいりました。ここにきて、用紙代など新聞製作コストが上昇、内外の景気低迷で広告需要がさらに落ち込む様相をみせています。
夕刊の発行については地域に根ざす報道機関の使命として、これまで随時紙面改善を行い、社内の業務見直しや合理化、人件費や経費の削減などできる限りの経営努力を続けてまいりました。しかし、収支の改善に程遠く、休刊の決断にいたりました。
夕刊は本社の前身の鹿児島新聞と鹿児島朝日新聞が1934(昭和9)年8月に創刊しました。戦時体制下の休刊をはさんで74年に及ぶ歴史に終止符を打つことは発行社として残念の極みであり、読者の皆さまにもご迷惑をおかけしますが、何とぞ諸事情をご賢察くださるようお願い申し上げます。
なお夕刊休刊後は新たなウェブ速報体制の充実などに力を入れ、県内外のニュース速報を昼夜、きめ細かに行います。また、夕刊で読者の皆さまに好評を得ているゴワス面などの一部を朝刊に移し、週末は娯楽性の高い紙面をつくっていきます。国内外のニュースはもとより、郷土紙として地域に密着したさらに読みごたえのある新しい朝刊をお届けしていきますのでご期待ください。
南日本新聞社