2008年10月02日

月極め購読料という概念は変わるだろうか

 10月から大幅に紙面を刷新(ブルームバーグ社からの記事配信)し、紙面のカタチ(ブランケットからタブロイドへ)も変えたフジサンケイビジネスアイ。

 何気なく
フジサンケイビジネスアイ新規購読申し込みのサイトを見ていたら、「期間限定1年間一括前払い購読割引キャンペーン」をやっていました。
 平成20年9月20日から平成20年12月31日の間に同紙を1年契約し、購読料をクレジットカード一括前払いにすると月極め購読料を12回払うより2カ月分安い42,000円(通常50,400円)で購読できるというキャンペーン(いわゆる年払い割引キャンペーン)。
 新聞は月極め購読料を基本にしていますが、一部の業界紙でやっている年間購読料へとこれまでの購読料(定価)の概念に変化が起きそうです。

 以前にもこのブログで取り上げましたが、再販制度は「新聞社が販売店に対して定価販売を守らせる制度」ですから、新聞社が二重の価格設定(年払い・月払い)をすることは可能。同グループの産経新聞だと購読者が多く、新聞社が顧客を管理しきれないため、購読者が比較い的少ない(新聞社が管理できる)専門紙から二重価格の設定に着手したと思われます。
 「適正な購読料であるのか」という議論はさておき、販売店からすると「1年分の前受け」は魅力的ではないでしょうか。


 さらに産経新聞グループでは産経新聞購読にプラス550円で同社発行の月刊誌「モーストリークラシック(定価1,000円)」のセット販売(併読割引)にも積極的に取り組んでいるようです。

 業界の切り込み隊長として業界の常識を打ち破るフジサンケイグループ…さすがです。

posted by 今だけ委員長 at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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