今月20日に初版発行されたネット関係に詳しいジャーナリスト佐々木俊尚氏の作品。もう何作目になるのだろう?発行頻度が早すぎてすべて読み切れていませんが、ネット空間の現状(ブロゴスフィア)とかロスジェネ世代の視点を解説してくれるという点で参考にしています。
実はある方からのメールで「佐々木さんの新刊に“今だけ委員長”のブログが引用されていましたね」とお知らせいただいたので、「えっ!聞いてないよ〜」と半信半疑ながら確認の意味も含めて購入。
そうしたら第2章「ブログ論壇は政治を動かす」の初っ端『自民党の広報戦略か』(106n)のところで、2007年6月5日に書いた(日記のカテゴリ)「ブログも世論操作に使われている」が引用されています。
内容は「消えた年金問題」などで当時の安倍内閣が窮地に追い込まれている局面を擁護する全く同じ内容のブログ(ブログ運営者だけが違う)が、98もあったということを指摘したもの。それに対して政治評論家の勝谷誠彦氏が自身のメールマガジン(有料)で取り上げたようですが、佐々木氏が「誰がどのような目的で多くのブログにアップロードしたのかは、判明していない」としながら、いくつかの問題点を解説しています。
このブログのテーマとは全く違うところを引用されてしまったので、意表をつかれてしまいましたが・・・
読み終えての感想は「まぁそうだよなぁ」というところ。佐々木氏が見据えるネットの将来というか重宝なところと問題点については、考えが近いのかなぁとういう気がします。特別付録の「佐々木俊尚が選んだ著名ブロガーリスト(171)」も私がRSSリーダーをつけているブログとダブっているものが多くありました(このブログは当然リストに入っていませんが…)。
ということは、世界最大数のブログ利用者868万人(総務省発表:2006年3月末)といわれている日本で、「友人同士の日記交換」のようなブログではなく、「論壇」として位置づけされ、読まれているブログは、実は数少ないということなのかもしれませんね。