今日は3連休の最終日でしたが数日前に「全社員出勤」の業務指示が出され、自宅に近い販売店へ伺って終日営業活動でした。
酒場で意気投合した隣人に新聞購読をお勧めするはしょっちゅうなのですが、久しぶりの現場は「何とか実績をあげなければ…」というプレッシャーがついて回るものの、机上で考える仮説を点検するには「市場を知れ!」が一番大切なことです。
早出グループに加わった私は、9時30分から17時30分まで(途中昼食休憩あり)セールス一本勝負。祝日ということもあって延べ400件の訪問中、インターフォン越しに応答いただいたのが約1割で、そのうちきちんと商談できたのは3件でした。以前のように「一発勝負」で契約を取れる時代・商品ではなくなっていることを肌で実感できます…
全社員出勤となった背景は、「某紙の大拡張団が投入されるようだ」ということへの対抗策。販売正常化チラシも頻繁に折り込まれてました。「地元の利」は幾分あるにせよ、海千山千の拡張団が市場を荒らす(ルールを守れば問題はありませんが)と一番トラブルに巻き込まれるのが読者の方々であり、しつこい新聞拡張によって結果的に「新聞嫌い」が増えてしまうことが問題なのです。
「信頼」を売らんかな新聞と(新聞社の)ブランドを背負っての営業行為が結びついていないから、新聞セールスへの苦情は絶えないわけです。時代・商品は変わっても「○×隊」と称して全国キャラバンを繰り返す全国紙は相変わらずで、何を言っても変わることはないでしょう。それをマネするしかない地方紙もしかりですが…
何気に加入している地域SNSを見ていたら、こんな書き込み(タイトルは「新聞は新聞を暴かず」)を見つけました。
ところで、今だけ委員長の成績は?って…ご想像にお任せします。(引用はじめ)最近、□△新報セールスマンを騙って別な新聞の購読契約を結ばせようとする悪質セールスが頻発していることを知らせるチラシがある。今日の朝刊にも折り込まれていたし、以前、集金の際に同じようなチラシを手渡されもしている。
こういう悪質セールスが頻発しているなら、その事実を報じ、警鐘を鳴らすべきは“ミニコミ”たる「チラシ」ではなく、“マスコミ”たる「新聞」であり「放送」であろう。そして「○×新聞」などという匿名ではなく、事実に基づいた実名を上げて「悪質セールスを展開する新聞販売はどの新聞社の系列か」を広く市民に周知するべきである。
なぜ、やらないのか? 新聞社は同業者に関わる「悪事」は暴けないのか?
事故米転売に関わった小規模業者だけはボッコボッコに叩きつつも(ちなみに三笠フーズに事故米を卸していた大手商社の認識と事故回避態勢がどうだったのかを追求した報道は何処にある?)、同業者の悪事は“匿名”で“ミニコミ”か?
新聞社の倫理感や正義感とは、実に“臨機応変”で“柔軟”な倫理である。(引用終わり)
乱筆かつ長文、失礼しました。
ご指摘の通りだと思います。さまざまな問題が噴出すると「新聞」という大きな括りでしか論じようとしていないし、同じ産業・業界でありながら「うちは違う」という変な意識が歴史的に受け継がれていることが注意すべき点だと思います。
「新聞」ではなく、そこに働く人たちのモラルが低下していたり、物事に対してさめていたり、努力を怠っていたり…新聞のせいにして“自分は違う”というエリート意識から変わっていかないとダメでしょうね。