2008年08月22日

変化する新聞のカタチ

 各製紙メーカーは、4月に続き10月から新聞用紙代の再値上げを、各新聞社へ要請しているようです。
 先にも書きましたが、新聞製作コストと広告費の低迷を受けて、購読料の値上げや夕刊を廃止して値下げをする新聞社など、これまでプライスリーダーであった全国紙の動向を待つことなく「独自」の経営戦略で走る新聞社が目立っています。

ビジネスアイ.jpg

 そんな中にあって、2004年3月に創刊した「フジサンケイビジネアイ」が、10月から米国で経済、金融情報を配信しているブルームバーグ社と提携して新創刊するそうです。
 注目したいのは価格とカタチ。価格は現在の3,150円(月極め購読料)から4,200円。一部売りも100円から140円に改定。そしてカタチもブランケット版からタブロイド判へ切り替えるとのこと。それと外資との提携にも注目したいところ。ニューズコーポレーション率いるルパート・マードック氏も高い普及率のJAPAN新聞に興味を持つ日も近いかも・・・。でもその前に国産新聞社の資本提携があるのではないかと思っています。題字は変えずとも役員を送り込み系列化が進む。これは全国紙が地方紙を傘下に収める(下野新聞を毎日が、福島民友を読売が)ということだけではなく、地方紙同士の、もしくは全国紙同士の合併です。

 日経の独壇場ともいえるジャンルに乗り込むとは、さすが業界の切り込み隊長(産経新聞)です。サンケイエクスプレス(2,100円)と同じカタチにした産経新聞社の戦略に対して、市場がどう反応するのか関心のあるところです。
posted by 今だけ委員長 at 02:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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