※河北仙販五橋支店が発行する「河北かわら版」(第6号・2015年3月20日付)を転載します。
河北新報社の新入社員7人が配達研修◇多くの人の力が集まって読者のもとへ届けられる 新年度を迎えました。日の出も1日ごとに早まり、春を感じる時期になってきました。新聞配達をしていると冬期間は薄暗くて気づかなかった草花の芽吹きを感じます。
去る3月18日、河北新報社へ入社予定の7人が新聞配達研修に来られました。同社では新聞に携わる業務内容を社員に理解させることを目的に、印刷部門や販売店での配達や営業を実体験する研修を行っています。
配達研修とはいえ、不配は許されません。早朝3時30分、五橋支店に集合した7人は緊張した面持ちで支店長から配達エリアや注意点などの説明を受け、@ウェスティンホテル仙台の客室への配達(国連防災世界会議開催中だったため英字新聞がほとんどでした)、A大手町にある各紙共同配達を実施しているタワーマンション(各ドアポストまでの配達)、B5階まで階段を上り下りする川内・公務員住宅(12棟分)の配達作業を行いました。
初めて新聞配達をされる方がほとんどでしたが、不配もなくしっかりお客さまと約束した時間と場所へ届けていただきました。
これからさまざまなな経験を積み、新聞社員として報道や営業の第一線で活躍されることでしょう。彼らの署名記事を河北新報から探すことが楽しみのひとつになりました。
※研修を終えて感想を書いていただきました。(敬称略)
▽丹野 大(22歳)
今回の研修では新聞が読者の手元に届くまでの流れの中で一人一人の役割は違っても、いい新聞を読者に届けるという共通の思いがあることを知った。私も常に読者を意識する姿勢を持ち続けていきたい。
新入社員としての目標は東北の発展に貢献することである。東北には震災からの復興、震災によって顕在化した地域社会の課題など向き合うべき問題がある。大学時代のゼミでの学習を生かし、教育という観点から取り組んでいきたい。
▽高木 大毅(22歳)
ほんのわずかですが配達を体験させていただき、これから関わろうとしている新聞の責任の大きさを感じました。これまで河北新報の発行部数は知っていても、抽象的な数字としてしか捉えることができていませんでした。しかし、今回の体験で、その数字ひとつひとつに届ける人と待っている人が居るということを感じることができました。その意味と責任の大きさを忘れずに、自信を持って届けられ、今以上に楽しみに待っていてもらえる河北新報とする一助となれるよう、記者として努力していこうと思います。
▽阿部 真紀(22歳)
配達実習を終え、多くの人の力が集まって新聞が読者の方々の元に届けられているのだということを身を以て実感しました。4月からは紙面をつくる編集局の一員として新聞づくりに携わります。新聞を読者の皆さんに届ける過程の第一走者として、しっかりと仕事をこなし、印刷局にバトンを繋げるよう精一杯努めたいと思います。同じ東北人として東北の皆さんに元気を届けられるような紙面作りを心がけ頑張ります!今後とも河北新報をよろしくお願い致します。
▽柴崎 吉敬(22歳)
超高層マンションを上層階から下りながら、ミスや遅れのないよう行う作業は予想以上に体力と集中力を要した。毎朝決まった時刻に届くのが「あたりまえ」だと思っていた新聞。実習を通して、その背景にある配達員の方々の苦労を体感することができた。4月から私も新聞を「つくる」立場となる。新聞が読者のもとに届くまで、様々な人々の汗があることを決して忘れずに精進していきたい。
▽齋藤 雄一(22歳)
慣れない高層タワーマンションのムード、薄暗くて足もとが不確かな廊下、ポストのすぐ上がインターホンという緊張感、それらが同時に襲いかかって、常に気の抜くことができない配達実習となった。このような緊張感の中で毎日業務にあたる配達員の方々の苦労は、相当なものであるなと痛感した。頑張ってくださっている配達の方々に迷惑をかけることのないよう、記者として信頼される仕事をしっかりとしていきたい。
▽藤井 かをり(22歳)
配達実習を通して、新聞が当たり前に届くことの有り難さを感じた。「朝3時起きはいつになっても慣れないのよ」と話した配達員の方の言葉に、仕事への責任感が伝わってきた。私が今回体験した何倍もの部数を、朝早くから雨や雪の中でも届けている方たちがいる。これから始まる記者としての生活の中でも、新聞が届くまでの過程を頭に思い浮かべながら、読者の期待と信頼に応えられる仕事をしていきたい。
▽丹野 裕太(22歳)
配達実習を経験して、お客様一人一人の細かな要望に応えたり、購読紙を確実にポスティングしていく作業はミスの許されない非常に神経を使う仕事であると感じました。
今回はホテル一棟のみでの配達作業だったため比較的スムーズに進みましたが、雨天時などのお話を伺い、季節や天候に左右されやすい大変な仕事であるという印象を受けました。
来年度より新聞の制作に携わる者として今回の配達実習は、非常に貴重で有意義な体験となりました。
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※4月からお友だち紹介キャンペーンを開催中です。詳しくは裏面をご覧ください。
▽お友だち紹介キャンペーンhttp://www.kahoku.co.jp/pub/koudoku/campaign/friend2015/
posted by 今だけ委員長 at 09:35
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