2013年09月26日

「東北出身の楽天ファンに優勝を伝える地元紙をプレゼントしたい」広島で新聞販売店を営む仲間の気配り

 きょうはうれしいニュースです。
 宮城県仙台市宮城野区に本拠地を置く、東北楽天ゴールデンイーグルスがプロ野球パシフィックリーグで優勝しました。球団創設から9年目にして初のリーグ優勝です。
▽東北楽天、パ・リーグ初制覇(河北新報2013年9月26日付)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130926t14036.htm
▽河北新報号外 2013年9月26日付
http://www.kahoku.co.jp/gougai/2013/g201309260101.pdf

 湧きまくる仙台ですが「東北楽天」の名の通り、その経済効果が東北全体に波及してもらいたいものです。仙台だけが盛りあがるのではなく、宮城や東北の被災エリアにも「楽天効果」が届くように願いたいですね。


 akute.jpg新聞販売店ではプロ野球チームの優勝にあやかった大手スーパーや百貨店の「優勝セール」をお知らせする新聞折込チラシの特需があります。
 でも「優勝が決まった翌日の朝刊折込」という代物なので、日中に組み込んだチラシへ追加で組み込むという作業が生じます。私の職場ではきょう、社員3人に待機を指示し、優勝決定後に約90分で組み込み作業を終えました。
 販売店では翌日の段取りをする一方で、新聞社の販売部は夜の街で号外配りをしていることでしょう。皆さまお疲れさまです!
* * *
 楽天イーグルスネタでもうひとつ。

 広島県福山市で新聞販売店を営む信頼のおける方からメールが届きました。「私どものエリアに住む東北出身の楽天ファンに優勝決定翌日の河北新報をプレゼントしたいのですが、50部ほど購入しますので送っていただけないでしょうか」というもの。
 さっそく、あす発送することを伝えました。こういう読者への気配りができる販売店経営者が、厳しい時代だけれど商品(新聞)の売買だけじゃない顧客とのつながりを深くしているのだなぁと思います。

 顧客との信頼関係・・・。そのプロセスを大切にしても数字に表れないとダメ出しを食らう新聞販売現場には、そのような余裕もなくなっていると感じます。そして、そんなお家事情を顧客はしっかり見ているものです。

posted by 今だけ委員長 at 23:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ニュース

2013年09月13日

新聞労連産政研が最終報告書を提起/「ポスト産政研」はそれぞれの職場から

 新聞産業が直面する課題について全国の新聞労働者の精鋭が集い、日本新聞労働組合連合(略称:新聞労連・日比野敏陽委員長)の研究機関として2期7年間活動してきた産業政策研究会(産政研)が、このほど最終報告書をまとめました。
産政研全国集会@.jpg 二期目研究員の皆さんによる最終報告を発表する「新聞労連・産政研全国集会」が8月24〜25日の両日、茗台アカデミー会議室(東京都文京区)で行われました。全国の新聞労働者をはじめ、大学などで新聞産業を研究されている方など約30名が参加。今だけ委員長も25日のみ参加してきました。

この山をどう登るのか.jpg 第二期最終報告書(暫定版)「この山をどう登るか」の柱となる「消費税」、「読者ニーズと地域貢献」、「ネットとジャーナリズム」のテーマを3グループに構成した参加者とディスカッション形式で討論されました。今だけ委員長は「読者ニーズと地域貢献」のグループへ参加。下野新聞が展開する「NEWS CAFE」、新潟日報による「読者満足度調査の取材」や各社の貢献活動について報告がありました。
 新聞産業に内在する問題点や将来に向けた対策は山ほどありますが、「重要課題」と提起しても労働組合自体もまとまらず、その多くがペンディングとなっています。なので、喫緊の課題を『なぞる』ような研究結果になってしまうのは仕方ないと思いますが、その時代背景によって、読者側と新聞側の物ごとの捉え方が変化していて、同じテーマでも“違い”を感じます。
 先人たちの問題提起もそれぞれの職場などでいかされないということは、その提言自体に現実性がないか(魅力がない、採算が合わない)、もしかするとチャレンジしているけれど成功していないから表面化しないのかもしれません。いずれにしても特効薬は見当たらず、経営陣は人件費などの支出を抑え込むしか利益確保の手立てはないというのが現状です。

産政研全国集会A.jpg 社外のコンサル会社のマンパワーを活用しながら、新聞、広告、ネット事業を展開(PR方法や課金の仕組みなど)している新聞社もあると思いますが、新聞社間でもっと連携すればより良いアイディアが生まれ、協業するメリットも出てくると思うのです。しかし、現状では難しいのでしょう。
 新聞産業研究をする機関や研究者が少なく、いや無くなっていくのは、今の新聞産業を象徴しているのかもしれません。でも、まだまだあきらめず「ポスト産政研」を職場から実践していくしかないですねぇ。
posted by 今だけ委員長 at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2013年09月04日

巨大なスズメバチの巣

※各地で竜巻やゲリラ豪雨などの自然災害が多発しているようです。被害に遭われた皆さまに対し、お見舞い申し上げます。


 「大きな蜂がたくさん飛んでいて、新聞を届けられません」
 私が勤務する五橋支店で新聞奨学生として働くO君が、朝刊配達作業中に上記の電話をくれたのは先週金曜日のことでした。
 仙台市街地から青葉山へ向かう途中にある川内地区を配達してくれているO君は先日も蜂に刺されたということもあったため、「こりゃ大変」と殺虫剤を2本持って「蜂がたくさん飛んでいた」という場所へ行ってみました。
c3422fd0ab86b30e6b9e058ae5ed9d5d.jpg
 そうすると、ポストの手前に直径30センチはありそうな巨大なスズメバチの巣を発見。到底、殺虫スプレーなどで太刀打ちできる状況ではありませんでした。

 さっそく、翌日からは社員による四輪車での別配達で対応し、住人の方へ理由を説明して「駆除」のお願いしました。私有地なので住人の方が駆除の費用を出すことになるため、「このままで・・・」と言われたらどうしようかなと考えていたら、きのう、「業者さんに依頼をして駆除しました。ただし、巣に戻ろうとする蜂が数日間は徘徊するので注意してください」との連絡が入りました。とても迅速に対応していただき、ホント感謝です。

 これで、O君も安心して配達ができることでしょう。
posted by 今だけ委員長 at 15:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信
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