2013年05月22日

地域活性化にふんばる個人や団体を企業としてサポートする価値

 河北仙販では仙台市内に35ある支店のうち、10店舗ほどで店舗内に併設している会議室をその用途に合わせて貸出をしています。営利目的以外の町内会やPTA団体などの会合であれば無償(日時の条件あり)で利用してもらっています。
561a31b3c8154abd89a78546e16f8785.jpg これも新聞販売店の読者や地域活動への還元という位置づけですが、広報活動が不慣れなため地域の皆さんにはあまり浸透していないのが現状です。

 どうぞお気軽に近くの河北仙販へ問い合せてください。会議室が併設されている支店であれば可能な範囲での対応をさせていただきたいと思います。
*  *  *
f7f7a3563fe8e4c07e83ef9f35d2fd80.jpg 今年4月から、若林区荒井地区を管轄する荒井支店(横田幸治支店長)の会議室を災害復興ボランティア団体「おもいでかえる」(野瀬香織理事長)へ半年間、無償で貸出しています。
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 おもいでかえるは、東日本大震災以降にがれきの中から拾って頂いた写真や思い出の品々を被災者へお返しする活動に取り組んでいる団体で、それまで同地区の農業を営む方のビニルハウスで写真の洗浄や仕分け作業などを行っていました。ご縁があって荒井支店の会議室を貸し出すことになりましたが、同支店も先の震災で改修工事が計画されているため半年間の期限付きであるため、また新たな作業場を探さなければなりません。
 理事長の野瀬さんは「できれば若林区内で作業スペースを提供してくれる事業所や個人の方にご協力をいただきたい」ということで、ご協力いただける、この活動を継続して行くためにご尽力いただける方からのご連絡をお待ちしています。
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 きょうも神奈川県川崎市に住む小林さんから連絡があり、「おもいでかえるさんの作業場を訪問したいのですが・・・」とのこと。当方も仕事中だったのでお会いすることができませんでしたが、全国の方が“ふんばって”いるボランティア団体を激励にいらっしゃるということはよくあります。そして、ツイッターやフェイスブックで「作業場を無償で提供してくれる河北仙販さん」と発信してくれる。それが目的であありませんが、全国の方々に「河北仙販」を発信してもらえるとありがたいし、励みにもなります。

 ふんばっている方や団体を支え、応援するというスタンスを忘れずに地域活動の活性化、震災復興の側面的支援の一助となることは沢山あります。個人でやれることはのほかに、“企業としてやれること”を面倒がらずに取り組んで(申請書を出しまくる)いきたいと思います。

▽おもいでかえるのブログ
http://ameblo.jp/omoide-kaeru/
※作業スペースをご提供いただける企業さま、個人さまからの問い合わせは、TEL:070-5473-3585まで。
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2013年05月18日

バイクで走行中にヒヤリ・・・はっ!とした場所(道路)を発信してます

 私が勤める河北仙販は仙台市内に35支店、1配達センターで構成され、朝夕刊あわせて1200人の配達スタッフの方が新聞配達に従事しています。
 新聞配達はバイクと自転車が主流なので、私たちが最も気を使うのが「事故が起きないように」ということ。自転車やバイクの事故は転倒などによるケガの程度も大きいため、とても心配なのです。

a9bd84490ed73cd8ed845d99ac48ea35.jpg 今年の1〜3月は雪も多かったこともあって、配達中に転倒してケガをされた方の数も相当なものでした。ツルツルとした氷層の上をすべらないように歩いて、ということは無理な話です。社内のご意見番が「こういう時は荒縄を靴に縛りつけるのが一番効果がある」というので全支店に荒縄を配備して対応しました。歩きづらい、すぐにほどけてしまうという難点はありますが、滑りづらいのは確かです。

 日々、バイクで移動する社員やアルバイトスタッフが経験した「ヒヤリ・・・」、「はっ!」とした交通危険箇所を地図で確認できる「とらりマップ」を河北仙販のホームページで発信しています。
▽とらりマップ http://trari-map.com/
 あくまでも当社独自の基準・判断で、配達スタッフへの注意喚起という意味合いで掲載しているものですから、宮城県警などの関係機関から公認を受けていないことをご了承いただき、活用してもらいたいと思います。
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2013年05月16日

販売店への問い合わせでジレンマを感じるのが「取材依頼」

 新聞社と販売店は同じ「新聞産業」の中でそれぞれの役割を担っています(もちろん印刷会社、輸送会社、折込会社など関連会社も多い)。
 新聞社は大きく分けて取材(報道部)、制作(編集部)、営業部は広告部門や販売店を取りまとめる販売部があります(もちろんどの会社でもある総務・労務系の非生産部門もあります)。読者の方と最も接するのが記者の方々だと思いますが、意外に多いの(電話ですが)日々読者からの問い合わせに対応する読者相談室。
 「新聞社の総合窓口」としてさまざまな対応に追われているのですが、最近は業務委託するフリーダイヤル受付会社が問い合わせをフィルタリング(要望を選別)してくれるので、少しは手間が省けたかもしれません。でも相談件数もさることながら、紙面内容への苦情やバックナッバーの問い合わせなど相当なものです。

 販売店にも電話での問い合わせが相当数あります。
 内容の種類は「今朝の朝刊が不配だった」、「旅行に行くので一時、新聞配達をストップしてほしい」、「折込チラシをお願いしたい」などそう多くはないのですが、意外に多いのが「取材にきてほしい」というもの。
 このように可否の返答が直接できない案件が一番頭の痛いところです。「私たちは販売店なので取材に関することは河北新報社の報道部へ問い合せてください」と説明すればよいのかもしれませんが、読者は「直接連絡するより販売店の人にプッシュしてもらったほうが取材にきてくれる(確率が上がる)」と感じている方も少なくありません。

9528beca16f100d87266864c5479fb46.jpg 新聞社も「縦組織」なので、読者からの取材依頼は販売部の担当へ連絡を入れます。そしてその担当者から取材依頼の趣旨などを報道部(夕刊編集部や生活文化部)へ報告、相談し、それぞれのデスクが「取材するか否か(紙面掲載する価値がこの話題にあるかどうか)」を判断するという流れです。
 マニュアル的には「情報提供ありがとうございます。掲載は厳しいかもしれませんが、記者には伝えておきました。また何かあったらお知らせください」となるのですが、「取材をしない」という連絡を入れるわけでもないので、読者からは「いつ取材さくんの?」とさらに問い合わせがくる・・・。

 こういう自分で判断ができないことが「ジレンマ」になるのですが、販売店が発行するミニコミ紙(河北仙販では「ひまわり」)などを活用すれば、上記のような「紙面への掲載が難しい街ネタ」は拾えるかもしれません。そのネタによっては狭域で話題性が高いものって意外とあるものです。

 木曜日はパワーポスティング。午後から天候が崩れそうなので、早めに作業してきます。
 きょうも素敵な出会いがありますように!
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販売店への問い合わせでジレンマを感じるのが「取材依頼」

 新聞社と販売店は同じ「新聞産業」の中でそれぞれの役割を担っています(もちろん印刷会社、輸送会社、折込会社など関連会社も多い)。
 新聞社は大きく分けて取材(報道部)、制作(編集部)、営業部は広告部門や販売店を取りまとめる販売部があります(もちろんどの会社でもある総務・労務系の非生産部門もあります)。読者の方と最も接するのが記者の方々だと思いますが、意外に多いの(電話ですが)日々読者からの問い合わせに対応する読者相談室。
 「新聞社の総合窓口」としてさまざまな対応に追われているのですが、最近は業務委託するフリーダイヤル受付会社が問い合わせをフィルタリング(要望を選別)してくれるので、少しは手間が省けたかもしれません。でも相談件数もさることながら、紙面内容への苦情やバックナッバーの問い合わせなど相当なものです。

 販売店にも電話での問い合わせが相当数あります。
 内容の種類は「今朝の朝刊が不配だった」、「旅行に行くので一時、新聞配達をストップしてほしい」、「折込チラシをお願いしたい」などそう多くはないのですが、意外に多いのが「取材にきてほしい」というもの。
 このように可否の返答が直接できない案件が一番頭の痛いところです。「私たちは販売店なので取材に関することは河北新報社の報道部へ問い合せてください」と説明すればよいのかもしれませんが、読者は「直接連絡するより販売店の人にプッシュしてもらったほうが取材にきてくれる(確率が上がる)」と感じている方も少なくありません。

9528beca16f100d87266864c5479fb46.jpg 新聞社も「縦組織」なので、読者からの取材依頼は販売部の担当へ連絡を入れます。そしてその担当者から取材依頼の趣旨などを報道部(夕刊編集部や生活文化部)へ報告、相談し、それぞれのデスクが「取材するか否か(紙面掲載する価値がこの話題にあるかどうか)」を判断するという流れです。
 マニュアル的には「情報提供ありがとうございます。掲載は厳しいかもしれませんが、記者には伝えておきました。また何かあったらお知らせください」となるのですが、「取材をしない」という連絡を入れるわけでもないので、読者からは「いつ取材さくんの?」とさらに問い合わせがくる・・・。

 こういう自分で判断ができないことが「ジレンマ」になるのですが、販売店が発行するミニコミ紙(河北仙販では「ひまわり」)などを活用すれば、上記のような「紙面への掲載が難しい街ネタ」は拾えるかもしれません。そのネタによっては狭域で話題性が高いものって意外とあるものです。

 木曜日はパワーポスティング。午後から天候が崩れそうなので、早めに作業してきます。
 きょうも素敵な出会いがありますように!
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2013年05月14日

お客さまと「個」のつながりを地道に築き上げていくしかありません!

 前日までの雨がうそのように晴あがった12日、第23回仙台国際ハーフマラソン大会のコースの各拠点で河北新報の紙小旗の配布をしてきました。もちろん選手の皆さんにも声援を送りましたよ!
 私が統括したのはスタートから5キロ地点の大橋(あそこは青葉区大手町になるのかな)を中心に片平〜仙台国際センター〜宮城県美術館周辺〜立町。10人のアルバイトの方にお手伝いをいただいて、沿道で声援を送る方々へ小旗をお配りしました。
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 仙台城址の入り口に待機していたのですが、伊達武将隊の伊達政宗公と秦さん(伊達本家 黒脛巾組くの一)も駆けつけ、ランナーへ声援を送り、ハイタッチをされていました。トップ集団からだいぶ離れたランナー?の中には、デジカメを持った方もいて伊達武将隊と記念撮影(なんと走行中に)をするランナーも・・・。
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 トップから最終ランナーまで丁寧に見送った伊達武将隊のお二人。「奥州・仙台おもてなし集団」とは言え、ホント頭が下がりました。
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     伊達武将帯の皆さま お疲れさまでした!
*  *  *
 私が配属されている五橋支店の担当エリアは、オートロックのマンション、学生中心のワンルームアパート、オフィスビルという都市型の市場環境です。「訪問セールス禁止」はおろか、チラシの配布なども行えないマンションも増えてきており、お客さまへ新聞購読の案内をリーチするチャネルが限られています。
 潤沢な資金でもあればテレビコマーシャルなどのマスメディアを活用したPRもできるのですが、「確実」な効果が約束されなければ経営者も首を縦には振らないものです。また、マス媒体を使って訴求するよりも新聞の営業は「個」とのつながりが重要なので、小ブログのような個人発信ツールも大切ですが思うようにはなかなか行かないものです。
さぁて困った・・・。

 私が真っ先に行ったことは、マンション管理人さんへの挨拶まわりです。
 「今度こちらのエリアを担当することになりました。集金などでちょくちょくお邪魔しますのでよろしくお願いします。新聞に関する苦情やご意見があればいつでもご連絡ください」、「こちらのマンションの管理組合理事長さんはどちら様ですか?」などと会話をしながらコミュニケーションを取る努力をします。以前のように管理人さんも終日勤務されているわけでもなく(週3回程度の勤務が増えているようです)、入居者の情報は一切部外者へ教えてくれませんが(十数年前は「何号室に引っ越してきたよ」−と教えてもらえたのですが)、会話の中から必ずヒントが出てくるものです。そして管理人さんとの友好的なお付き合いが、何をやるにも追い風になってくれると思っています。

 いずれPRチラシの投函を管理組合へ提案していこうと思っていますが、管轄する各紙の販売店が協力してやれないものかと考えています。お客さまに「新聞レシピ集」なる各紙の紙面特徴や料金などを冊子にして(できれば生活情報なども挿入)年に2回程度、新聞を読まれていない方などへお配りできないかと思っています。
 地道にお客さまと「個」のつながりを築き上げていくしかありません。
posted by 今だけ委員長 at 06:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

2013年05月11日

売り手が真面目に、真剣にお客さまと向き合えば・・・

 販売店での勤務も1カ月が過ぎ、新聞購読の営業(勧誘というとひかれてしまいますが)もそろそろ実績を出していかないと・・・。この仕事は「営業トーク」の優劣も然ることながら、100件訪問して面談できる2〜3件のお客さまと交わした会話(インターフォーン越しですが)をつむいで自分が持ちうるネットワークを駆使したり、先方にマッチングする紙面内容などをご案内していくしかないと思っています。
 すでに景品で購読紙を替える方は少なくなっているので、新聞社の編集部門と販売店がタックを組んで読者を増やしていく取り組みが必要だと、この1カ月で身にしみて感じました。

 最近は、「こういう情報が必要なのだろうなぁ」とお客さまの立場に立って新聞紙面とにらめっこする毎日。担当エリアの企業や読者の方が紙面に掲載されると記事面をパウチ加工したものと予備の新聞を複数お届けしたり、子どもさんがいらっしゃる世帯にかほピョンこども新聞が折り込まれる日曜日の新聞をそっと届けたりしています。なんというか、「気づき」と「段取り」なんでしょうね、新聞の営業というかお客さまとの距離を埋めることって。
* * *
 きょう、とても嬉しいことがありました。

 以前に購読されていたお宅を訪問した際のこと、「はじめまして。以前お世話になっていた河北新報の小関と申します。また、ご購読いただけないかと・・・」とインターフォーンで訪問の旨を説明した後、「さぁどうぞ」とオートロックが開くではありませんか。内心では「お客さまはたぶん新聞の営業と宅配便を勘違いしているのでは」と思いつつドアの前に立つと、私が名刺を差し出す前に「こんにちは小関さん」とお客さま。「えぇ〜」と想定外の展開に取り乱す私。「以前に会ったことあるのかなぁ」と頭をグルグル回していると、その方は「チラシ見ましたよ。あんなプロフ入りのチラシははじめて。小関さんのツイッターも拝見していますよ」というではありませんか。

 そうなのです。先月から顔写真と自身のプロフを掲載した「はじめまして!河北新報です。お客さまのエリアを担当しています」というチラシを五橋支店に配属されている社員分を制作。読者の方には新聞折込でお伝えし、購読されていない方には訪問しながら手配り(不在の際はポスティング)をしていたものをちゃんと読んで、そして興味を持ってくれた方がいらっしゃったのです。
 そのお客さまには6月から河北新報をご購読いただくことになりました。いやぁ〜こんなに嬉しいことはないです。
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 新聞の営業ってダーティーなイメージが付きまとうものです。これは自分たちが蒔いた種。新聞という商品の価値観や捉え方はそれぞれ違いますが、売り手が真面目に、真剣にお客さまと向き合って営業行為をしていけばこれまでのイメージも変わってくると信じています。
 さぁ、きょうの嬉しさを思い返しながら、あしたもがんばります!
https://twitter.com/kose_k
posted by 今だけ委員長 at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

2013年05月08日

ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンが7日創刊 勝負どこはコンテンツと価格・・・そして日本文化

 いよいよ、米国で月間4600万人が訪問するニュースサイト「ザ・ハフィントン・ポスト」日本版(ハフィントンポストと朝日新聞の合弁会社『ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン』が運営)が7日、創刊しました。
 日本版はブロガーによるブログ記事、ニュース記事、ソーシャルコメントの3つの要素で構成され、「団塊ジュニア世代」をターゲットに政治、経済、国際、社会の4つのテーマからスタートするそうです。ブロガーの間では「ハフィントン日本上陸 ネット×新聞の新型メディアなるか」との期待感もあるようです。


 これまでも、さまざまな外国メディアの日本版が創刊(WEB系のニュースメディアとして)されてきましたが、『大ヒット』というレベルには達していません。オーマイニュース(韓国)やウォールストリート・ジャーナル日本版(読売新聞系)も鳴り物入りでネットユーザーを煽ってきたけれど、ツイッターで配信され「タダ読みチェック」はするけれどビジネスとしての成立は難しいようです。

 朝日新聞もかなり力を入れている―とうかがっているので、これからどのような展開がされるのか楽しみでもあります。


▽ハフィントン・ポスト日本版発表会 主な発言(2013.5.7付 朝日新聞DIGITAL)
http://www.asahi.com/national/update/0507/TKY201305070186.html
▽ハフィントン・ポスト日本版創刊、ネット上に「良質な言論空間」を(2013.5.7付INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130507_598400.html
▽本日オープン「ハフィントンポスト日本語版」、編集長「テーマは団塊ジュニア世代2013.5.7付Business Journal)
http://biz-journal.jp/2013/05/post_2053.html

posted by 今だけ委員長 at 09:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ニュース

2013年05月05日

メモは取らずとも忘れない被災者の言葉・・・

 
  三陸物語.jpg
三陸物語―被災地で生きる人びとの記録
著者 萩尾信也(毎日新聞社)1,500円


 毎日新聞の連載から愛読していたこともあって「待ちわびていた」発行でしたが、購入から1年半も部屋の隅に置いていてしまったことを後悔しつつ、このゴールデンウィーク期間に一気に読了しました。一気に・・・といっても翌朝はまぶたが腫れぼったいくらい涙を流しながら読ませていただきました。


 岩手県釜石市出身の著者のコミュニケーション力と「体験談を残す」という行動力に凄まじいものを感じました。これが新聞記者の真骨頂なのだと思います。そして、被災した取材対象者から「つぎ」をつなげていく長けた嗅覚・・・。釜石を中心にして生死を狭間をさまよい、肉親が犠牲となった12人の「記録」は映像など必要ないくらい釜石なまりで表現されている文字で十分に「あの時」の様子が目に浮かびます。


 先日、北海道新聞に勤める釜石出身の友人とこの「三陸物語」の話になり、その際、「萩尾さんは取材の時に一切メモを取らないそうだ」という話を聞きました。その友人も実家を津波で失い、父親も著者の取材を受けたとのこと。
 常識で考えれば取材した内容をメモするのは当たり前だし、記録しないと取材対象者との(言った・言わない)もめ事にもなりかねないわけです。
 でも、あの惨状で被害に遭われた方と向き合うのにメモや録音は必要なかったのではないか、発せられることばの(方言まで)一言をメモなどしなくとも心に刻み込みながら取材をされたのではないかと思うのです。


 「生と死の記録―続・南三陸物語」も昨年6月末に発行され、まだ自室の机上に積み重なったままになっていますが、「早く続編も読まなければ」とカウンターパンチを食った気持ちです。ぜひ厚手のタオルを脇に置きながらご一読ください。

posted by 今だけ委員長 at 21:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍紹介
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