2012年07月24日

ワンコイン応援メッセージ第15弾(石巻編)を発行しました

 先週、九州地方を襲った大豪雨。「これまで経験のない豪雨」と各マスメディアが称するほどの雨量によって、熊本、大分県に大きな被害をもたらした梅雨前線…。当たりようのない自然の猛威に人間の無力さを感じながら、何かできることはないかとネットでの最新情報を追いかけています。


 でも感じるのは、受けた傷跡を手当てする力は昨年の東日本大震災の教訓を生かし、“すんごいスピード”で進められているということ。アマゾンほしい物リストを介して直接被災地へ物資支援を送れる仕組みや行政がリリースする支援情報がマスメディアを介さず、ダイレクトに全世界に発信される情報網…。

 東日本大震災で感じた“優先させるべきはスピード”はネットの活用によって凄まじい勢いで広がっています。支援物資の取りまとめをする行政側や情報発信を束ねるマスコミの役割は、このような有事の際にこそ発揮していただきたいのですが「ネット社会」のスピードに追われるばかり。

 しかし、マスメディアのチカラが発揮できるというか、担うべき“伝え方”はたくさんあるわけで、スピードだけにとらわれないマスメディア、オールドメディアのチカラを発揮してもらいたい思うのであります。ふんばりましょう!
* * *

ワンコイン応援メッセージ第15弾「石巻編」を発行します!

  ワンコイン 石巻編2巡目.jpg  ワンコイン 石巻編2巡目2面.jpg
 今回のプロジェクトは石巻市の鹿妻、渡波、万石エリアへ約4000枚を発行。河北新報小笠原新聞店の2販売所へ25日の朝刊折込をお願いしました。
 2面にはユビキタス・カウンセリングの代表を務める長江信和さん(福岡大学教授)監修の「心のケア」に取り組むメンタルヘルス団体(電話相談対応)を掲載しています。

 あの大震災から1年4ヵ月。被災地へ発信する情報も現地の状況を鑑みつつ、多角的に発信していこうと思っています。

 今号も20人の支援者の協力によって発行することができました。どうもありがとうございました。

2012年07月14日

販売店の皆さん 無理はしないで…/九州北部豪雨、4県26万人に避難指示

 「自然の猛威…」。文字で書くのは簡単ですが九州地方では大変なことになっています。九州北部では梅雨前線の影響で、観測史上「経験したことのない」大雨に見舞われて、川の氾濫や土砂崩れによって死者、行方不明者の数は28人。大参事です。

▽九州北部豪雨、4県26万人に避難指示 八女、筑後は1時間110ミリ
(西日本新聞 7/14付夕刊)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/312782

 九州エリアの新聞社や新聞販売店に勤める皆さんのことがとても心配です。被害に遭われた皆さまに心からお見舞い申し上げます。
 12日未明の豪雨で熊本、大分両県の被害が報じられた際に、熊本日日新聞の販売店主さんへ連絡を入れたところ「私のエリアは人的被害はありませんでした。自然災害が起るたびに、もっと自然に配慮した暮らしの必要性を感じる」とのことで、ほっと一安心。
 

 何はともあれ、人命優先です。情報が寸断された方々へ「新聞を届けたい」という気持ちは痛いほどわかりますが、避難勧告が出されているエリアは二次災害も起きやすいものです。配達作業の安全が確保できてから新聞の到着を待ってくれている方へ届けても遅くはありません。

 昨年の東日本大震災を経て今だけ委員長がもっとも反省している点は、翌12日の朝刊配達作業に際し、路面の安全確認もできないままに暗闇の中を配達に向かうスタッフをそのまま送り出してしまったことです。道路の陥没、アパート等の階段の崩壊など、せめて夜が明けてから(足元が確認できてから)配達作業を行ってもらうよう指示すべきでした。結果としてほぼ100%各戸配達をすることができたのですが(今だけ委員長が勤める会社のエリア内)、事故が起きなかったことが「奇跡」だったのかもしれません。

 「人命優先」。現場の状況をしっかり判断して、的確な指示をすることが災害時には一番必要なことです。

【追記】7/14
九州北部 引き続き土砂災害警戒を(NHKニュース速報7/14 22:53)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120714/k10013596871000.html
【追記】7/17
▽豪雨死者28人に 九州3県不明4人(西日本新聞 7/17 01:14)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/313113
posted by 今だけ委員長 at 17:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ニュース

2012年07月02日

被災した地域に、現場に特化した作り手、配り手、読者の息遣いを感じる1冊

 三陸河北新報.jpeg
ともに生きた 伝えた/地域紙『石巻かほく』の1年
著者 三陸河北新報社(早稲田大学出版部)1200円

 日刊「石巻かほく」を発行する三陸河北新報社は、河北新報社の関連会社として1980年1月に設立されました。宮城県沿岸部の漁業情報などで(特に気仙沼エリアで)高いシェアを誇る三陸新報と対抗するため、沿岸部の情報に特化した紙面づくりで河北新報とセット販売(月額100円)されている4頁建ての地域紙です。
 河北新報社には河北出版センターという関連会社があるので、自社物のほとんどは河北出版センターから発行されるのですが、本書は早稲田大学ブックレット<「震災後」に考えるプロジェクト>から出版されています。その理由は同社社長の西川善久さんが早稲田出身というご縁で同大学出版部から発行されたとのこと。


がんばろう石巻 看板.jpg アマゾンで思わず買ってしまったのですが、毎ページごとに掲載されている写真(モノクロなのが残念)もさることながら、「現場の声」がこれまでの震災関連本より充実していて、読み応えのある内容でした。特に販売店の当時の現状がつづられた第3章「読者に届ける」では、思わず「そうだよなぁ」と膝を打つ場面も…。
 石巻での新聞事情をブックレット形式とはいえ、作り手、配り手、読者の息遣いが感じられる1冊です。

石巻かほく縮刷版.jpg 今春に「石巻かほく」の読者へ無料で配られた縮刷版「『3.11』を忘れない」も好評でした。昨年3/14〜4/10日までの紙面は圧巻です。そして、最終面には「私たちが地元のニュースをお届けしています」と石巻、東松島市、女川町の販売店名と電話番号を記しているあたりが心憎い。地域紙ならではの王道を感じます。 
※縮刷版「『3.11』を忘れない」は非売品です。

posted by 今だけ委員長 at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介
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