5年目というひと区切りを迎えた今年・・・
まだ総括はされていないけれど・・・
楽しかったことに間違いはない!!!
きょうから、河北仙販中央支店(青葉区五橋2丁目・河北新報社敷地内)の掲示板へ“イツフェス”の思い出写真(まだ2週間しか経っていないのに)を掲示しています。
実行委員のメンバーはもとより、ご近所さんもぜひ見にきてください!
新聞の定期購読者だから受けられる有料「電子版」の価格サービスが、自社コンテンツだけではなく他紙の有料サイトも同様の付加価値を提供する取り組みが、朝日新聞と沖縄タイムスで行われます。
▽朝日新聞デジタル 9月から沖縄タイムス読者も月1千円
朝日新聞社と沖縄タイムス社は23日、様々な事業で協力することに合意した。朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」が9月から、沖縄タイムスの購読者も月1千円で利用できるようになる。
朝日新聞デジタルは、パソコンやiPad、iPhone、アンドロイドOS搭載のスマートフォンなどで読むことができる新しい形の電子新聞。購読料は月額3800円(デジタルコース)だが、朝日新聞を宅配で購読していれば紙の購読料にプラス1千円(ダブルコース)で利用できる。このダブルコースを、沖縄県内在住の沖縄タイムス定期購読者向けに拡大する。9月1日から申し込みを受け付ける予定。
朝日新聞社と沖縄タイムス社はこれまで、記事や写真の相互提供、世論調査の共同実施、社員の人材交流などを行ってきた。これに加えてデジタル分野でも協力することにし、朝日新聞社の秋山耿太郎社長と沖縄タイムス社の豊平良孝社長が提携基本合意書に調印した。(asahi.com 8月23日)
新聞社経営基盤の根幹となる「紙」の定期購読者を維持するために、さまざまな付加価値を提供しています。メルマガ配信や会員組織などを展開する一方、「読者でなければ閲覧できないウェブ版」を展開する北日本新聞社などもあります。有料電子版で先行する日本経済新聞社、朝日新聞社は販売価格を定期購読者であれば1000円(Wプラン1カ月)、無購読者は3800円(日経電子版は4000円)という価格差をつけて現読者の維持に努めていますが、「紙」購読者の維持策を期待する地方紙とエリア限定(?)で1000円でも有料読者を増やしたい全国紙との思惑が一致したのだろうと思います。
朝日新聞は毎月3007円(統合版地域)の定期購読をしてWプラン(1000円)を享受できるのに対して、沖タイは2990円の購読料で同様のWプランサービスを受けられるのも注目です。
新聞社同士の提携は印刷、発送、販売など流通部門から、「紙」の定期購読者を維持すべく“ウェブコンテンツ相互乗り入れ”に動き出したようですが、「紙」の夕刊でもやれるんじゃないかなぁと思います。統合版しか発行していない全国紙と、セット発行している地方紙で「朝刊は朝日新聞、夕刊は河北新報」というセットプラン。夕刊単体で購読料を設定している新聞社であればセットプランで幾分か割引し(全国紙には販促費をキックバック)、落ち込む夕刊部数のテコ入れに使えないかなぁ。
今回の応援メッセージは7月21、22日に仙台市で開催された日本新聞労働組合連合(東海林智委員長)の「第118回定期大会」で協力を呼びかけ、賛同していただいた28名のメッセージが主な構成となっています。また、今回も亘理町と山元町の広報担当者にご協力いただき、それぞれの地域情報を提供していただきました。
ご協力をいただいた皆さまに、あらためて感謝申し上げます。
亘理町荒浜地区の販売店では読者数がまだ200世帯しか戻っておらず、震災前の読者数からは程遠い状況です。「新聞を待っている読者がいる限り届ける」という販売店の努力は並大抵のことではありません。折り込みをお願いしても200部では600円程度にしかならない…。ジレンマを抱えつつ今後も2回、3回と折込チラシを増やしていくことを求めたいのですが、そのエリアの住民に購買意欲がどの程度あるのかという見方も商業スポンサーの判断基準にあるので難しい。ということは、行政の広報媒体などを取りこんでいくしかありません。
これからも復旧の度合いを見ながら、岩手県や福島県の新聞販売店へとエリアを広げてこのプロジェクトを継続してまいります。
ご賛同をいただける方は、以下のメールアドレスへご連絡ください。
koseki.k@gmail.com
ジャーナリズムの行方
著者 山田健太(2310円)三省堂
個人的にも大変お世話なっている山田健太さん(専修大学准教授)が「ジャーナリズムの行方」を10日に発行されました。出版元の株式会社三省堂の飛鳥勝幸さんから謹呈いただき、ちょっと早めに読ませていただきました。
近年、オールドメディア(マス4媒体)が衰退し、ネットメディアの躍進にばかりスポットが当てられていますが、山田さんは「僕は新聞・雑誌。書籍。テレビ・ラジオが好きだ。否、大好きだ。だからこそ、けっして『いま』の誌紙面や番組で満足はしない」と注文を付けたうえで、自由で多様なメディア活動を邪魔する輩を追い払うことが自身がやるべき使命だとも語っています。
大学で言論法やジャーナリズム論の教鞭をふるうかたわら、新聞協会の職員時代から携わってこられた新聞を中心としたマスメディアのあり方や期待がぎっしり詰まった1冊です。50歳を過ぎた山田さん自身の中間総括だと思いながら読ませていただきましたが、現役を退いてから勝手なことを書くOBよりも現役時代に矢面に立つ(問題点を提起する)覚悟で出版されたことに意義があるのです。
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