きょうの河北新報夕刊の1面トップに「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の取り組みを紹介する記事が掲載されました。
仙台市出身の西條剛央さん(早稲田大大学院講師)が中心となり今月から立ち上がったプロジェクト。行政側に一時的に届けられる全国からの支援物資は、避難所ごとに山分け方式で配布されていて、避難所生活を送る被災者が本当に必要としている物資が行き渡っていない状況を改善しようと、登録ボランティアが被災者の要望を現地をまわり集約、インターネットで支援を募る仕組みです。
今だけ委員長も先日、このプロジェクトにボランティア登録をしました。特に津波の被害を受けた被災者は、復興に向けてこれから長い道のりを歩むことになります。自分が責任を負える範囲でサポートしていきたいと考えています。私が住む仙台市若林区も津波の被害を受けた被災者が、22日の時点で9カ所の避難所に1,234人も生活しています。
▽支援物資ニーズ公開、ネット威力 早大講師ら支援(河北新報夕刊 4月23日付)
http://bit.ly/ehUxaO
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東日本大震災以降、被災者への配慮などからマスメディアへの広告自粛が続いています。新聞社やテレビ局も広告がなかなか戻らない状況です。自粛ムードは被災地の経済を余計に押し下げるわけで、とても悩ましい問題です。何とか早期の回復を願いたいものです。
いずれにしても内需を拡大させないことには地域経済の向上はありません。安定した雇用があって消費が促進するのですから、特に地元企業はふんばりどころだと思います。
新聞販売店では折込チラシの受注量が経営に大きく左右するわけですが、GWを前にして不動産業や家電量販店、ユニクロなど徐々に枚数が増えてきています。私が担当する販売店でもきょうの朝刊折込は10種類を超えました。
折込チラシは販促だけでなくさまざまな催しや情報を伝えるツールとして、安価でかつエリアを絞った訴求ができる「お手軽メディア」。販売店でもチラシを新聞へ折り込むだけではなく、エリアを絞ったポスティングを請け負うところもあれば、簡易印刷機があるところでは版下を持っていけば印刷までやってくれます。
津波の被害を受けた販売店の支援を目的に、ワンコインで被災地へ応援メッセージを(チラシとして)送るプロジェクトに取り組んでいます。手始めは「ツイッター」版。ツイッターのフォロワーへ以下の内容の協力要請をして、賛同者から募ったワンコインを原資に被災地への応援メッセージチラシを制作し(メッセージは賛同者がメールで送る)、販売店へ折込手数料を支払うという支援モデルです。
被災した新聞販売店の復興支援に皆様のお力を貸してください。被災地への応援メッセージをチラシ調に印刷し、新聞折込を発注する仕組みです。販売店は折込作業をすることで手数料を得ることになります。メッセージはツイッターの特徴を生かし140文字、アイコンとアカウントも表記します。
賛同いただける方は500円分の切手を下記住所へ送付、応援メッセージを@kose_kへDMで送ってください。支援先は津波で壊滅的な被害を受けた新聞販売店。最初は女川町に住む方々への応援メッセージを募ります。
できるだけ多くの津波被害を受けた販売店で実施したいと思っています。どこまでやれるかわかりませんが、自分ができることをカタチにしていきたいと思います。
ご賛同いただける方はkoseki.k@gmail.comへご連絡ください。
※こんなイメージです(賛同していただいた方からのメッセージです)
HIGUCHI_T
仙台市からエールを。全国各地の多くの人が、女川を、仙台を、宮城を、東北を支えようという声を上げてくれています。私たちを思って下さる全国のみんなと一緒に半歩ずつじわりと進んでいきましょう。あしたは、ほんの少しだけども、今日より良い日です。一緒に幸せな明日に近づきましょう。
zizibabakiheji
私と女川のお付き合いは日水女川工場があったとき、私の幼少のころから・思い出のある街が一瞬にして・驚きと寂しさが有ります。でも高政の息子とツイッターでお付き合いさせていただいており、女川の情報を色々いただいてました。早い復興を祈りしお手伝いします。大丈夫です皆で復興しよう。
【追記】
群馬県で新聞販売店に勤める小山亘さんから「ふんばろう東日本支援プロジェクト」のボランティア募集チラシを請け負いました。小山さんは当ブログを見て「津波被害を受けた女川町の販売店へお願いしたい」と連絡をくれました。7,500枚受注したそのチラシは梅丸新聞店(女川町)と河北仙販の3支店で4月26日朝刊に折り込まれます。
同業者への支援という心意気をとてもありがたく、そして「つながり」を実感しました。小山さんどうもありがとうございました。