この数週間、夜な夜な新聞関係の資料とにらめっこが続いています。
日本新聞労働組合連合(東海林智委員長)の下部機関にあたる東北地方連合会が、結成50周年の記念誌を発行するとのことで、先に行われた記念式典にはお呼びがかからなかったのですが(笑)、その編纂作業(過去20年間の新聞産業界の年表)を手伝うことになりました。
古本屋やネットオークションで買い集めた関連書籍を眺めながら感じることは、5年ごとに新聞産業の特徴が見えることです。購読料の値上げ(1990〜1995)、(編集システム等の)デジタル化が加速(1996〜2000)、ネット事業への躍進(2001〜2005)、新聞社間の業務提携加速(2006〜2010)と時代が移り変わっていくのですが、再販、特殊指定問題に関する公取委とのやり取りは絶え間なく、「公取委との20年戦争」といっても過言ではありません。
2年前に産業政策研究会(新聞労連の研究機関)の報告書へ著作物再販制度に関する論文を書いた際に、再販制度に関する年表を調べたことがありましたが、産業界全体の20年分の年表を起こす(出来ごとの取捨選択)のはかなりハードなものです。ネット上(ウィキペディア)でも全体的な年表は公開されていないので、完成したら小ブログにアップしたいと思います。20年分と言わず、60年分くらいやってみたいのですが時間がありません…。
【お知らせ】
新聞労連産業政策研究会全国集会が仙台で開催
■開催趣旨:新聞労連は衰退していく新聞産業の未来を憂え、2007 年9 月に産業政策研究会を設置し現状と課題を研究してきましたが、この秋に最終報告を発表します。その最終報告の普及と実践を模索していく趣旨の全国集会です。研究委員とみなさんとで深く議論し、より報告を深めていくことが目的です。
■日 時:2010年11月5 日(金)〜6 日(土)
■会 場:江陽グランドホテル(仙台市青葉区本町2-3-1)
■問い合わせ:新聞労連書記局(03-5842-2201)